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人生イロイロ、盆栽イロイロ。

僕は最近、盆栽の楽しさを提供する事とは一体何ぞや?と考えた。

本に書いてあるような理屈は、文字通り本を買って読め、である。僕自身もそんな理屈だけ積み上げて先生気取っていては、あまりにも中身が無いではないかと。

結局のところ、盆栽しか見ていないのである。

それじゃぁ、病気しか見ない医者と何が違うんだろうか?

本当にその人にあった盆栽を薦めるなら、その人の趣向、ライフスタイル、棚場の環境、盆栽に対する関心度、性格的なところまでしっかり見つめて、

かつ、相談しあってからでもいいのではないか?その盆栽を育てる愛好家さんが納得いくカタチで、盆栽を育ててもらうのが、一番愛情を注ぐ意味でも良い方向ではないか?

例えば、育てやすい樹種の1つに五葉松がありますが、どうしたって環境や性格、ライフスタイルで上手く丹精できない人もいます。

「培養がへた」とかで片付けることは簡単ですが、その人がどうしても五葉松を育てたいなら、その方法を可能な限り一緒に考えて、研究、実践していく事の必要性。

培養が下手だなんて、好きな盆栽をあきらめないで!

その気持ちと少しの工夫で必ず丹精上手になれるから!

という訳で、最近具体的に取り組んでいるのが、愛好家さん向けのカルテみたいなものを作成しようと思っています。

まずは、必要事項に詳しく状況を書いて頂いて、それを見ながら愛好家さんの意向と、実際に出来そうな事を相談しながら、可能な限り愛好家さんが楽しみたい盆栽ライフのお手伝いをするようなスタイルを確立していきたいなと思っています。

ここで大事になってくるのは、                       僕自身の経験値であることは確かです。

ですから、僕自身の精進はこれからも続くし、それに平行して協力していただける方に、その盆栽カルテの内容を充実できるようにお願いしていこうとひっそり考えています。

盆栽が子供なら愛好家さんは家族です。

その家族が納得いくカタチで、子供の将来設計を描くことが大事になってくるのではないかと思います。

そこにたとえ一時でも介入する僕は、僕自身の価値だけで推し量れない家族にとっての盆栽というものを、可能な限り理解して、その人その人、一人一人にあった盆栽ライフ、命のリレーの物語をサポートしていけたらいいなと、そんな想いを抱くのでした。

これは口でいうほど簡単な事じゃないと思う。

大変な努力が必要だ。

世界は変わらない。

夢をかなえるなら、僕が変わればいいのさ。

がんばろ。

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「盆栽」カテゴリの記事

コメント

五葉松子 全員順調に育っています!私のカルテはありますか~?(^O^)
つい先日雪が降ったりと、室内気温が乱れたのが心配でしたけどなんとか大丈夫のようです。
また、水やりが1日一回(朝八時か夜10時頃)しかできないのがなあ…。
じっくり五葉松盆栽を育てて自分も成長したいですね

投稿: Rum | 2007年3月15日 (木) 23時11分

五葉松子、元気ですか!

カルテというには程遠いけど、Rumさんのお棚の状況は今までのお話の中で大体想像がつきます。

ただ、僕自身の実力がそこに本当に的確なアドバイスや、Rumさん自身が気付いて工夫できるような、考えるキッカケをお話できる段階に至ってないのが正直なところです。

僕は、あくまで皆さんとともに成長しているし、今この交流そのものが、その理想の実現の一歩だと考えています。

1つ五葉松などの松類は、雑木と違って、たとえ植替えに失敗したり、水切れさせても、その日のうちに枯死したり急激に樹勢を落とす事はありません。

大概は、しばらくたってから急に枯れたりして、原因がつかめずアタフタするものですが、思い返してみれば、一ヶ月前の管理が原因だったという事がよくあります。

ただし、よほどの悪環境(たとえば、植替え直後に吹きさらしの棚場に1日置いたとか、その中で植替えしたとか)で管理すると、一日で葉の色が褪せてくることはあります。

だから今が元気なのは、いってみれば当然の状態で、もうしばらくして、しっかり芽が伸びてくるまでは、五葉松子の状態が良好かは判断しきれないのです。

目安としては、以前話したように、植替え直後は乾燥を特に注意してください。

そのあと、芽がふっくら動いてきたら、徐々に外気になれさせます。例えば、あげる水の量をへらすとか、葉水の回数をへらすとか。

なぜなら、樹は葉水や湿気になれてしまうと、根の動きが鈍くなる事があります。湿地帯の樹より、乾燥する山の斜面の樹の方が大概芽だしが早いものです。

このときも乾風にあてて、急激に乾燥させてはいけません。

そんで、芽から緑色のコンペイトウが顔を出せば、もう安全です。松子は太陽大好きなので、一番日の当たる場所に置いてやってください。

その後は、五葉松は普段は乾燥に特に強いので、風が当たってるくらいが丁度いいです。

水やりの問題ですが、僕も普段1日1回しか水やりしてませんよ。ベランダには、もみじや縮緬かずら、磯ザンショウなど、水を好む樹もありますが、状態は良好です。

1日1回でもいいような用土配合や、その樹に合わせた置き場所、棚場のつくりでほぼ対応できるはずです。

そして、樹自身がその人の水やりに体を合わせていくものです。

現段階で、1日に1回の水やりで、樹が乾燥しすぎないなら、何の問題も無いと思います。

心配なら、苔やミズゴケを載せておけば、大抵表面の苔が乾くくらいで、鉢には水気が残っているものです。

真夏でも、僕も1日1回くらいしか出来ないので、
腰水をしたり、湿ったタオルをおいたりして、乾燥しないような工夫をしています。

五葉松はそこまで神経質にならなくても、一度活着してしまえば、1日一回で十分耐えられます。順応してしまうものです。


大事なのは、数字ではなく、樹を見ること。
状態が見えてくれば、数字に惑わされなくなってきます。

ファイト。


投稿: ちどり | 2007年3月16日 (金) 21時26分

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