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肺。

以前、人体の不思議展を見に行った時に、一番感動したのは毛細血管だった。

キレイにほぐれた枝のよう。

僕らの胸の中には、やはり花が咲いていたというわけだ。

Photo

という訳で、さくらが咲く頃になれば、盆栽の芽はグングンと伸ばし始めるのですが、それと同時に盆栽の手入れにとっては、もっとも大事な作業「芽摘み」の時期の到来を告げるサインでもあるわけです。

大きく言えば、芽摘み、植替え、水やりは程度の違いはあれど、盆栽が盆栽であるための大事な作業というわけですね。

芽摘みをする上での注意点は、芽摘みの方法もそうだけど、どういった状態の芽が芽摘みの対象になるのか、木の状態を見てしっかり判断してください。

例えば、伸ばしたい枝はつまないとか、元気のない枝は摘まずに、元気のある枝を摘んで、枝の力の平均化をはかるとか。

その状態は、やはり普段の観察のなかで培っていただきたい。枯らして覚えるっていうのは、このあたりも踏まえての事なのです。

そして、一本一本に対して、あなたがどういった育て方をしたいのかしっかり考えて欲しいのです。

ただ水をあげてるだけに終わらず、もっと密に樹とコミュニケーションを図って欲しいと願います。

「強きをくじいて、弱きを助ける。」

盆栽のお手入れの基本です。

これが実際むずかしい。

だから面白いんだけどね。

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「盆栽」カテゴリの記事

コメント

胸に花が咲いてるという表現 ぴったりですね 芽摘みやらないと…。全体を見ながらじっくり考えてやりたいと思います。

投稿: Rum | 2007年4月 6日 (金) 23時40分

ほんとう、人間の体はきれいですね。

芽摘み、できてましたよ。
僕まで嬉しくなりました。

それと、芽摘みのアドバイスをもう1つ。

それは、摘み頃になったものから順に摘んでいくという事です。

時間の都合上どうしても出来ない場合は仕方ないですが、一応頭に入れておいておくといいです。

それだと、摘み頃に達しない芽は、弱い芽という判断がつき易いから、失敗も少ないですよ。

Rumさんの五葉の芽は摘みごろでしたね。
もう少し早くても、軸(トゲトゲの下は今年伸びた枝になります)が伸びだすのを抑える事が出来たと思います。

来年への向けて頭に留めておくといいと思いますよ。

もちろん、今回の樹にの状態に対しての芽摘みはしっかり出来ていたので、失敗ではありませんから、
安心してください。

投稿: ちどり | 2007年4月 8日 (日) 22時28分

ご指導ありがとうございました。本当一安心です!確かに芽の育ち方が木によってバラバラでした。まだ小さいのはやらずに残しておいたのは正解だったのですね。
しかし、芽摘みは大切な作業だとは承知してますが、スクスク伸び育ってくる芽を摘む時は、葉狩りも同様、勇気がいりますね、心の中で『ごめんよっ』て言いながらブチブチちぎってます。
早く慣れたいものです。

投稿: Rum | 2007年4月 8日 (日) 23時34分

その「ごめんよ」っていう気持ちは大切ですよね。

新しい何かをえる時は、必ずといっていいほど、痛みを伴うものです。

ですから、樹自身の痛みを感受する思いが、愛好家さんとしての心の深み、優しさを育むのだと思います。

僕の場合は、痛みに慣れることも大事ですが、受容する心も大事だなと、そう感じる春の日々です。

投稿: ちどり | 2007年4月 9日 (月) 09時30分

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