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共に生きる。

一昨日の夜、ベランダの朝顔のつぼみが、床屋の前のグルグル回る棒みたいになっていたから、心が高揚してきて、次の日は早起きして、仕事に行く前に朝顔の花をゆっくり鑑賞しようって、そう思っていたら、台風の影響で、咲いた朝顔の花は、ところどころ傷だらけになっていた。

それでも花が咲いたことはうれしいし、なんだか充実感がある。

でも確かに、その日まで欠かさず水をあげながら、その命を絶やさず維持してきたのは僕だけど、

その朝見た朝顔の花をみて、果たして僕は水をあげていたのか?それとも朝顔の遺伝子が、その種を次の世代に残すために、僕に水をあげさせるように操作していたのか?

この花に宿る呪術にはまってしまったようだな。

そんな事を考えてしまった。

誰にだって、もう色んなことが嫌になって、怖くなってしょうがない時ってあるけど、この朝顔たちにとってはどうでも良くて、相変わらず水をもらうのを待っているのを見ると、

くったり萎れた葉っぱが気になって、しっかりと水をあげながら、

とにもかくにも、今やるべき事があるって事は幸せな事だなって思えるから不思議だ。

そうなってくると、もはや朝顔やその他ベランダの植物たちは、僕が育てているペットとうよりは、ともに支えあうパートナーなんじゃないかと思うときがある。

僕の尊敬する人は、「女性の居場所をつくってあげるのが男の甲斐性だ」っていっていた。

僕は、朝顔と付き合いながら、俺が食べさせてやってるんだなんて傲慢な気持ちが融けていく、そんな気がした。

「たくさんもらってるな。」

そうなんだよな。これはあくまで役割で、咲くのを助ける、咲いて助ける。

僕は、その日の夜、彼女との電話で昨日のことを素直にあやまった。

そういえば、犬のお墓を作る飼い主を、冷ややかな目でみていたけど、僕は朝顔のお墓に、また朝顔を植える事にしよう。

そして「また会いましょう」といって、たっぷり水をあげることにしよう。

Ts390198

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