« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

包み込むような・・・。

畑の草むしりを終え、夕方の水遣りを済ます。

ふと縁側にある椅子に腰を掛けて、空を見上げると・・・。

Photo もみじの優しい枝に包み込まれた、朧月。

僕の大好きなグレープフルーツムーン。

都会では今、どんな空がみえますか?

疲れが癒されていく時間でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

とれびあんBonsai②

前回のフランスからのお客さんの来福から5日、フランスから通訳さんも含めて13名が、福島にいらっしゃいました。

今回は吾妻山の自然樹形をぜひ見てみたいとのことで、朝8時に駅前のホテルに迎えに行くと、そのまま同じバスに乗り磐梯吾妻スカイラインへ出発しました。

そこで、要所ようしょで車を止めて、その都度うちの親父が自然樹形の面白さ、すばらしさを説明しました。

F2a1 「まだ雪多く残る雪原を行くと、ひっそりとたたずむ直幹の吾妻五葉松が姿を現します。」

F2a2 「自然樹は決して三角形の姿をしておらず、枝の長短太細、空間の美しさが絶妙な美しさを作り出しています。」

半日吾妻山で自然観察を終え、我が家の庭に到着すると、みなさん「ウーララー」(ワオー!的な表現)と感嘆の声。

F2k 庭を見ていただく前に、ヨーロッパ流のゆっくり昼食のはじまりです。

「るねっさーんす(by髭男爵)」

お昼は日本のお袋の味、カレーライスでおもてなし。

みなさんありがたいことにぺろりと一皿平らげて頂きました。

その後、のんびりと庭で時間を過ごして頂く事に。

大人数のせいか、それぞれが思うように田舎の庭をたのしんでいたようです。

F2n「コレハ、ナンノキナンダロウ?」

そこで希望者を募って5名ほど、我が家の実生素材でワークッショップを開くことになりました。

参加者は前回同様キャリアには随分な開きがあるのですが、みなさん盆栽大好きの方ばかりで、熱心に親父の指導に耳と目をかたむけていました。

F2j 「今回もやはり神つくりのレクチャーです」

赤Tの兄さんは造園やさん(キャリア1年未満)

ぐれーTのおっさんは整体師(キャリア8年でかなりうまい)

今回は以前より段取り良く、みんさんの作品が出来上がったのは7時ごろだったでしょうか。

F2z 「みなさんの作品と一緒にぱちり」

その後、恒例の大宴会です。今回も前回同様フランス人流の静かなスタートでしたが、お酒が入ると徐々にペースアップ。

日本酒が登場すると皆さん上機嫌です。

まじめな盆栽談義の合間にも、ダンスあり、僕とお袋の「オカメとヒョットコ」の踊りありと、非常に楽しい時間が過ぎていきました。

F2k3 「ダンサーさんが踊りを披露してくれました。」

通訳の方はずっとフランス住まいでして、初めて訪れた東北のこの地で、日本の原風景といえるおもてなしを受けて、感極まるシーンもありました。

フランスの方々も、日本に何度もいらしたことがある人もいたのですが、こういったおもてなしを受けたことは無いとおっしゃっていました。

付け加えて、今回のような機会にはいつも裏方で支えてくれるお袋初め近所のおばさんチームがいてくれて、阿部家の大事にはいつも駆けつけてくれるのです。

今回も頼もしいことに、裏で料理を準備していただいたおかげで、わ我々もフランスの皆さんとの交流に集中できたと思います。

こういった事は一人でなしえることではなく、こういったチームが一丸となって行えることですし、本当に感謝しています。

F2oz 「チームお袋と近所のおばさんズ。」

その後、通訳さんやワークショップに参加した方から度々手紙が届き、今回の出会いが縁となってつながりが出来て、とてもうれしいことです。

大変なことですが、お客さんに喜んでいただくことに全力な田舎の人たちを紹介したくて記事を書いてみました。

F2az3 「山で集合写真。」

当日新聞社の取材がありました。記事をリンクします。↓

http://www.minyu-net.com/news/topic/0522/topic4.html

| | コメント (4) | トラックバック (0)

とれびあんBonsai①

ネットから遠ざかっていた2ヶ月。福島に帰ってから2ヶ月。

その間、起きた出来事で大きなものをいくつかプレイバックしてみようと思います。

内容としては、5月16日に6名、21日に13名、フランスからお客さんがいらっしゃいました。

どちらの組もフランス語の訳されている僕の爺さんの本「五葉松盆栽の作り方」の愛読者で、ぜひ我が家の盆栽を見てみたいということで、今回の来福となりました。

まず、5月16日にいらしたお客さんは、フランスの盆栽好きが集まった会の皆さんでして、自称「盆栽オタク」でして、(実際に日本語で「おたく」っていっていました。)

通訳さんが日本の観光名所を紹介しても、「盆栽屋さんにつれていってくれ」といった具合で、3週間くらい日本中の盆栽屋さんを渡り歩きまくる予定とのことでした。

(ちなみにフランスでは年間一月ぐらいの有休が認められているそうです。うらやましい話ですね。)

朝10時に駅まで迎えに行って、庭を見ていただいた後、田舎の手料理でおもてなし。

植物辞典のラテン語を手がかりに植物のコミュニケーション。

もちろん親父や爺さんの盆栽哲学にも浸っていただきました。

盆栽談義の後3時ごろから、我が家の実生素材で予定外のワークショップ開始です。

人数も少なかったこともアリ、一人に一本ずつ素材を選んでいただきました。

初め正面を選んでいただき、一人ひとり親父とディスカッションしながら、枝を抜いていきます。その後神つくり、古葉刈りと進んでいよいよ針金掛けです。

F1j

「倉吉式神作りを使って神つくりをしています。」

みなさんキャリアには随分な違いがありまして、二人は8年くらいやっていたり、1年未満の方いたりと様々なのですが、

そこはやはり盆栽オタクさんで、皆さん基本のテクニックは持ち合わせており(最初の粗掛けはアルミで行います)、巻き始めると時間はかかりますが、上手にまいて行きます。

そして、枝の振り付けが終わった後、最終的に親父の手直しが入り終了。実際にみんなが終わったのは午後9時を回っていました。

F1z 「皆さんの作品と、お手伝いしていただいた近所のおばさんたち、通訳さんと親父とぼく」

そして、夜のお食事です。

フランスの方はイタリアの方と違って、静かな雰囲気で食事がはじまりました。(イタリアからは過去2度ほど団体で遊びにきていただいています)

けれど、お酒は人種を超えますね。

F1k_2

「るねっさーんす(by髭男爵)」

ビールやら日本酒やらしこたま飲んでいただいて、盆栽のあつーい話と手料理に舌鼓をうつと、次第にみなさん酔っ払いのうきうきモードです。

若い男性は30歳の誕生日が近いということで、みんなで誕生日の歌を歌い、最後の頃にはみんな日本語で「よっぱらったー」なんていていました。

残念ながら僕はホテルまで送っていく運転手だったのでお酒はのめませんでしたが、最後送っていく途中でも非常に喜んでいるとのコトで、僕たち家族も非常にうれしい一日になりました。

僕の田舎は世間的に有名な古木があるわけでもないですし、盆栽からしたら実生2代という、まだまだ未熟な素材を扱っているお店です。

けれど、田舎ならではの「自然をお手本にした表現」と、田舎流のおもてなしでフランスの方々に一生の思い出を作っていただこうと思い、今回のような集いが実現しました。

そしてこの田舎流おもてなしが次回の21日に来福したフランス人後一行の時に、さらに大きな思い出を残すことになったのですが、

続きはまた後日ということで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »