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メグリアワセ

毎回ごみ出しは僕の仕事です。

あさ我が家のごみを捨て、そして実家にお仕事に行くとまたゴミを捨てに行きます。

最近はあさ早めにいって針金かけの仕事なんかをしているので、ごみ出しはその後いってくるのですが、

先日は親父がゴミを捨てに行くところだったので、つい仕事を中断するのが嫌でだまっていってもらおうかなっておもったのですが、

さすがにそれはイカンだろうってことで、車(田舎なので徒歩でいける距離にゴミ捨て場が無い)で出発するところだった親父を止めてゴミをすてにいきました。

そんでいつものようにゴミを捨てようとしたら、沢山の古びた本の山。「廃品回収に出すのも億劫だったのかな?」と思いつつふとゴミ捨てながら目をやると、なにやらタイトルに盆栽の文字。

むむ?っと思いながら目を凝らすと、その中になんと僕の爺さんの本を発見しました。

地元の人だろうから、持っていても不思議でないと思ったのですが、それにしてももったいない。

なぜなら、40年近く前の初版から増刷を重ね、途中出版会社を変えながらも、細々と出版してきた爺さんのほんも、僕が中学を上がる頃を最後に出版を断念せざるえなくなりました。

残念ながら、その版権は我が家にあるものの、今では絶版となってしまったのです。

そんなことで在庫が家族用の数冊しかない貴重な本を、孫である僕が見過ごすわけがありません。

必死に硬く縛られた紐を解き本を抜き取ろうとしていると、近所におじさんがやってきて、

「何か宝物かい?」とたずねてきました。

僕は理由を話しながら、はっとしました。

その本以外に捨てられている本に書いてある名前の中に、そのおじさんの息子さんの名前が書いてあるものもあったからです。

このおじさんのおばあさんが先月95歳の長寿を全うしました。

そのおばあさんが数年前まで住んでいた平屋の古民家を片付けていたとき、知り合いの人にまとめてゴミ出しを頼んだとということなのですが、

ここの亡くなったお爺さんは、僕が子供の頃よく、我が家の居間でうちのお爺さんと、大相撲を観戦していた仲良しで、爺さんの本を持っているのも十分納得したわけです。

そんなことを話すと、その近所のおじさんは

「人に頼んで捨ててもらったからその本もゴミに混じったのだろう。あんたが持っていってくれれば、本望だろうよ。」といってくれました。

というわけで、朝から思いがけず宝物を拾うことができました。

僕の家族は「お父さんだったら見逃していただろう。やはりお前がその本を拾うようになっていたんじゃないか?」といいました。

この本は、日本では絶版となりましたが、

うちの親父は広く世界に広まって欲しいと、海外の版権を向こうの方に譲渡し、

その後イタリア、フランス、スペインの3ヶ国で翻訳され、親しまれています。この本を見て海外から訪れる方も増えてきました。

けれど、僕の願いの一つに、この本を日本で復活させたいと考えています。

しかし、色々な面でも復活は簡単なもんだいではありません。

というわけで、僕は自主的に「Bornsaiるねさんす 実生号」を作って、爺さんの書いた本の内容を噛み砕きながら、少しでも多くの人に読んでもらえるよう考えたわけです。

実生五葉松の火が、ここ吾妻の里から消えないようにと、一歩ずつでも歩みを前に進めたいという想いからです。

なんだか、不思議な縁を感じずにはいられない朝でした。

Img_0003 日本語版です。

表紙は吾妻五葉松の根上がり樹形です。

Img_0001 イタリア語版です。

Img_0002 こちらはフランス語版です

Img これは今年の2月に出たスペイン語版です。

この舎利幹の松は、イタリアの自然樹とのことです。

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これからは盆栽の写真も載せていくんで、よろしく。

これからは、盆栽の写真ちょくちょくアルバムの、「植物流転」に載せていきます。

始めに言っておかなければならないのは、「五葉松、実生、空間有美」が基本です。

吾妻山に自生する五葉松の自然樹形を参考に、野生的な表現を主としているわけで、写真で見る通り、枝を必要以上に絞めこまずに、枝の一つ一つが一まとめにしないで活きるようにしています。

幹も吾妻山の五葉松のように、ジンが沢山ついていても、決して嫌味としないわけです。

というわけで写真です。347

これは実生で50年です。

畑で40数年くらい培養して、最初の針金かけから6年くらい、今回は針金を外して、枝がふんわり上がった状態です。

枝の持ち込みはまだまだこれからですが、一枝一枝にしっかり役割があって、活きていることに注目してください。

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最近の模様。

ここ最近、いきなりドッサリ寒くなり、骨と皮の僕にとってがっかりな日々。

そんなわけで、ここ10日間の写真載せます。

434 スンゴイ霧が連日出たと思ったら、

447 吾妻山から水蒸気が噴出しだし、

Img_0325 銀杏並木で大ジャンプして、

464 今日、初雪初積雪。

というわけで、あれやこれやのうちに景色がめまぐるしく変わるのでして、

最後に言わせていただくなら、これが五葉松には最高の環境というわけなのですね。

オマケの写真2枚

465

すぐ目の前の山です。

460 庭のもみじに雪が積もりました。

福島もこうやって本格的な冬を迎えようとしています。

僕はというと、毎日お客さんから頼まれた盆栽の仕事(主に針金による整姿、整形)をしています。

都会から田舎に帰ってきて始めての冬。

寒さにまけないぞ!

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ホームページ作りました。

ずっと前からつくるんだ!っていっていたHP、ようやく出来上がりました。

http://bornsairenaissance.web.fc2.com/index.html

できばえはチープですが、ローマは一日にして成らず、ですから現状我慢も必要です。

ただ内容的には、このブログでサンザン言っていたことを完結にまとめたかんじになっていますから、一度くらいは目を通して欲しいとおもいます。

それと、Bornsaiるねさんすの実生手引き書にも触れていますから、ぜひ読んでいただきたいなと思います。

五葉松の種は、一冬の管理を考えると、種まき直前の春限定の販売を考えています。

今年種を播いた人たちも、来年再チャレンジすることもありですよ。

というわけで、このブログともども、これからもよろしくお願いします。

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実生2年号、完成しました。

ようやく、「Bornsaiるねさんす―いのちを繋ぐリレー、未来へ託すバトン― 実生2年号」完成しました。

内容は、実生2年目でわかることを「葉性」を中心に詳しく載せています。

五葉松の実生2年目の葉性について、ここまで詳しく説明できるんだなと、自分でも自負しています。

これを読んで、実生ファンの方々が、実生苗とにらめっこしている光景を想像すると、ワクワクしてきます。

ご希望取ったり、こまかい事は追って報告しますが、とりあえず「でけたぞー!」ってことでした。

Bs_2

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