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スイスからのお客さま

今日は随分と遠くからお客さんがきてくださいました。

お昼過ぎに仕事していると、以前僕んちに来ていただいたお客さんがご夫婦でいらしたのですが、その後ろにマウンテンサイズのお客さんがいるではないですか。

見るからに異国のかたとは分かるのですが、尋ねると、スイスからのお客様でした。

そのご夫婦の娘さんが、インターナショナルなお仕事の関係で知り合った方らしく、数年に1度日本に遊びに来るそうなのですが、

以前から盆栽に興味を持っていたそうなのですが、色々な縁があって、僕んちにきてくれたというわけです。

うれしいですねー。こんな辺鄙な田舎にわざわざ海外から来ていただけるなんて。

京都や、平泉の毛越寺なんかをみて、その中のチョイスになぜか田舎のぼんさいやさん。

0011 身長は190センチ以上あるそうです。

大きな指で、小さな盆栽をつくるんだろうなー、と思いました。

0031

せっかく来ていただいたので、畑で仕立てた五葉松素材の「荒作り」を見ていただきました。

写真は親父が「ジンつくり」のレクチャーをしているところです。

0051 ばっさり枝を抜いて、針金をかけました。

「こんなに枝を落として、盆栽になるのか?」という質問に、

「盆栽は幹は太く、枝は細く」という基本をお話しました。

盆栽素材は鉢に入ると、幹はほとんど太りませんが、枝は放って置くと、みるみる太ってしまいます。

ですから、始めから枝葉がこんもりした姿にしようと、ある枝を使うだけ使って作っても、太い枝はすぐに太くなり、幹に見合わない枝になってしまい、優しい枝葉の姿を崩してしまうことになるのです。

特に「荒作り」の後は、枝は早く太ります。

というわけで、初めての仕事の時は、太い枝は可能な限り切り取って、細い枝で作るのです。

要するに、始めから姿を完成させようとしないで、数年後の枝の成長を見越して、枝は切らなくてはいけないのです。

ちなみに、幹を負かしてしまうような太い枝を僕の爺さんは「親不孝枝」といいました。

こういった枝をつけていると、弱い枝に勢いがつかないので、健康面でもバランスが取れなくなってしまうのです。

といって感じで、説明しました。

海外の方は特に、質問攻めできます。知らない、わからない、なんとなくでは、にげられません。

けど、自然の生理から説明していくと、樹作りもほとんど理由があるものです。

お客さんも、「荒作り」に喜んで帰って行きました。

うれしいです。ほっとしました。

余談ですが、向こうの方は、日本人の庭には当たり前のように盆栽があるのだと思っていたのに、まるで見かけないので驚いたそうです。

僕らが思っているより、海外の方は盆栽に対する文化的な評価が高いのだなと思いました。もったいないですね、日本人と思いますが、僕に出来ることは種まき運動ぐらしかないので、無くさないようにがんばります。

最後に、その方のHPのアドレス教えていただきました。

この機会に、みなさんも海外の愛盆家さんの感性に触れてみてはいかがでしょうか?

http://www.bonsaiseiten.ch/

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