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仰げば尊し。

3月1日は、市内の高校で卒業式が行われますが、

うちのぼんさいやでも福島東高校と、成蹊高校の式に盆栽をおかししています。

もう何千人もの青春の旅立ちを見続けているわけです。

僕は高校生のころ、東北出身ということに強いコンプレックスを抱いていたことをおぼえています。

次男でしたし、二度と福島に帰ってくるまいと誓っていたのですが・・・。

それから10年経って、いまや福島に根を張る覚悟でいるわけです。

あれから少しだけ歳を重ねたお兄さんが、余計なおせわかもしれないけど是非一言いわせてください。

高校生くらいの子の会話を聞いていると、よく「意味が無い」って使っていることに気がつきます。

意味は始めからそこにあるものじゃなくて、どんなに無意味なことでも続けていると、少しづつ意味が見えてくることがあると思うのです。

嫌いな人と付き合うことの意味、めんどくさい仕事をすることの意味、くだらない歌を歌う意味・・・。

僕たちぼんさいや含め、趣味の世界は、ある意味では生活に必要ないもの、意味の無いものかもしれません。

けれど、そんなことでも何年か続けていくと、少なくとも僕の人生にとっては、かけがえの無いものになって行く、最近そんな気がしてくるのです。

僕のじいさんも、実生から五葉松盆栽を作りはじめた当時、誰からも指をさされて笑われたそうです。「実生から盆栽がつくれるわけがない!」

それが、いまではそれまで培った経験と感性、じいさんの著書のおかげで、海外からも多くのお客さんが、この福島市を訪れるほどです。

親父がぼんさいやを継いだ40年以上前、その始めにうちのじいいさんは「いつか必ず、盆栽を海外に教えに行く日が来る」と行ったそうです。

もしかして本物の大人って、意味の無いことに本気になれる人なのかもしれません。

だから、多少のことで自分が選んだ道を投げ出さないでください。

時間が形を作る。時間が意味を生む。

そんな結晶を、実生50年の壇上の盆栽から感じて欲しいと思います。

がんばれ、福島ボーイズ&ガールズ!!

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福島の糸。

先日福島のカレー屋さん「笑夢(えむ)」で、福島を中心に活動するものづくりの作家さんたちと、交流会がありました。

僕も嫁と一緒に参加させて頂きました。

皆さんとてもフレンドリーで、人見知りな僕も、たくさんお話できて楽しかったです。

カレー屋さんの店長も僕の中学時代の同級生でして、福島に帰ってきて13年ぶりに会いました。笑夢、うまし。

僕が抱く勝手な印象ですが、みなさん福島で出来ることをしっかりとやってるなって思いました。

やはり地元に根を張り、地元に愛される作家になりたいなと、つくづく思いました。

ところで、お酒は面白いですねぇ、やはり。

僕らが一番年下でしたが、どう見ても皆さんのエネルギーのほうがはるかに上でした。

こういった機会は何度あっても楽しいですね。

幹事をしていただいた、りかさんに感謝します。

ありがとうございました。

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試んでいます。

今こころんでいます。

いままでうちのぼんさいやは、会員さんの講習会はあれどお金を頂く個人的な盆栽指導はおこなってきませんでした。

会員さんは、愛盆歴の長い方ばかりで、針金かけや普段の手入れは心得ているひとばかりですから、その必要が無かったわけです。

けれども、最近になって盆栽に興味を持つ方と出会い、盆栽技術を始めから教えることになりました。

素材や資材は持ち込みにしていただいて、こちらはあくまで技術指導中心ですが、

幸い我が家は素材やですし、近くの愛盆家さんも素材を作っている方がいるため、新木からの枝抜き、技術指導をすることが出来ます。

その方も、ボサボサの樹が、帰る頃には盆栽になってるわけですから、最後はタバコを一服しながら、「いい仕事した~。」といっていました。

こういった形でお客さんと接するのは初めてなので、僕も親父も共に勉強しながら、成長していけたらいいなと思っています。

こうやって少しずつでも、新木づくりや、空間有美の作風に興味を持っていただける人が増えていくのは、相当うれしいことです。

ぎゃんばるぞ!!

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まにふぃこ~!Bonsai②

国風からかえってきました。

その晩は、親方や職人さんとしこたま飲んで、今日は一日二日酔いでした。

3人でジョッキ24杯飲みました。あまりに気持ち悪かったので、昼過ぎには帰ってきてしまいました。

国風展は、出展されてる方の丹精が伺えて、とても勉強になりました。久しぶりに会いたい人たちにも会えて色々情報も聞けて有意義な一日になりました。

というわけで、その前のイタリア人ご一行のお話の続きをしたいと思います。

1月の終わりから来日しているはずなのに、三日前まで全くの連絡なし。いつもこんなかんじなのですが、日本人的には不安は隠せません。

ようやく連絡が入ったと思ったら、こちらとあちらの予定が少しずれていて、当日までいつごろ来るかわからない状況でした。

そんで実際に我が家に着いたのは6時ごろ、小雪舞い散るマジックアワーでした。

皆さん朝早くから日光東照宮を見学してきたみたいで、お土産袋をさげていました。

そこから恒例の歓迎会です。

皆さん、日本酒大好き。「ジャパニーズ、さけ~!!」で言葉なんてわかんなくても、雰囲気で大盛り上がり。

盆久楽会の会員さんの日舞あり、僕とお袋のオカメひょっとこの、氣志團ありと、とても楽しい夜になりました。

そして、ここからもまた凄い。通訳も含めて11名ご宿泊。布団を集めるのが大変でした。

Dsc01870 工業デザイナーのイゴールさん(32)、今回で2度目の来福です。

Dsc01884 11名の布団を親戚や、近所の人みんなで敷いてます。

まるで修学旅行のようです。

みなさん、長旅の疲れも在り、ぐっすりと眠れたそうです。

女性も4名ほどいたのですが、ちょうど湯たんぽが4つあり、通訳の女性はとても懐かしがっていました。

ひとりのぼせて鼻血をだしたようですが・・・。

次の日も、朝7時前には早起きして、庭の盆栽を鑑賞していました。疲れ知らずです。

今回みなさんが仕事をした盆栽は、昨年その仲間たちが来福したとき、あら木作りをしていった素材でした。

今回はその素材の神つくりと、二度目の針金かけをしました。

おそらくは、昨年のメンバーから、俺たちが仕事をした木の続きをしてきてくれないかと言われたのだと思います。

異国の地で繋がる命のリレー、凄いとおもいます。

Img_new_0001

単なる趣味というだけでなく日本の文化を学ぼうと、盆栽に対する姿勢は、とても真剣です。

Img_new_0002 技術的には、日本人よりも仕事の出来る人は大勢います。

しっかりと、技術を学べるシステムが確立しているからだと思います。

彼らに、日本の文化だからと、何も知らないで盆栽を語ると、恥をかくことになりかねません。

Img_0001_new この木は、新聞の写真に掲載された樹の、仕事が終わった写真です。

この樹の仕事をしたアドリアノさんは、17年ほど前、イタリアのご一行が始めて来福された時のめんばーだったそうです。

僕が小学生の時、一緒に吾妻山の自然樹形を観察しに行ったときにいたそうですが、

本人も念願かなって再来福で、とてもよろこんでいました。

一緒に仕事をした方も、普段は舞台などでお仕事をしている方でとてもユニークな人でした。

さすがに、ベテランだけあって、針金も、振り付けもとても綺麗でした。神のつくりもプロみたいでした。

みなさんが各々、短い時間でしたが、福島に流れるゆったりした時間に身をゆだねていました。

フランスからきた、元教師の女性がいっていました。

「盆栽は私に、潤いを与えて、楽しく年を重ねることが出来るものです。」

デザイナーのイゴールさんは、「盆栽は、彫刻のような三次元の表現に、時間という要素が加わった、4次元的な表現であり、そこが他にはない魅力だ。」といっていました。

そして、福島はわたしが日本にくるうえで、最も楽しみにしている場所のひとつだといってくれました。

メアドきいたので、盆栽の写真を来る予定です。

うれしいです!

Img_new_new 最後は、裏方さんたちも含め、みなさんで記念撮影です。

14日まで日本中を飛び回っているそうなので、どこかで彼らにあったら、よろしく伝えてください。

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まにふぃこ~!Bonsai①

2月の6日、7日イタリアとフランスからお客さんがいらっしゃいました。

今日の、福島民報、民友の朝刊にも掲載されていますので、ぜひそちらもご覧になって下さい。

福島民報↓

http://www.minpo.jp/pub/topics/hotnews/2009/02/post_333.html

福島民友↓

http://www.minyu-net.com/news/topic/0208/topic3.html

ちなみに7日のお昼と夕方、NHkの地方ニュースとラヂオでも、その日の模様を報道したので、ご覧になった方もいたかもしれません。

今日は、地元の方と個人で盆栽教室をして、写真の整理が済んでいませんので、詳細は後ほど書きたいと思います。

明日と明後日、国風と親方のところへ久しぶりの南下です。

しっかり勉強してきます。

では。

Img_0410 追伸。

歓迎会の様子です。

真ん中はイタリア人のパウラさんです。

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