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バーチャルやまどり。

今日は、市内某所の我が家の松畑より、盆栽素材を掘り出してきました。

001 白く染まった吾妻小富士。

里山にも、すぐそこまで冬がやってきています。

  003_2

小高い山の上、大きな南天ギリが目印です。

006 阿部倉吉お手上の南天ギリってか。

今年は、成り年。きれーなんだこれが。

008  ここはかなりの急斜面。

仕事するにも、かなりハードなもんで、ここの斜面のマツをみんな掘り出すことになりました。

合計して数えてみると30本以上です。

松を畑から掘り出す場合、

1年から2年に一度、幹から少し離れたところを、スコップを使って、走った根を切っておきます。

すると、切られたところから小根が生えてくるので、小さく掘り起こしても、盛んに活動している根が残るため、枯れにくくなります。

昔やまどりが盛んな頃、多くの素材が枯れてしまったのは、こうした小根ない状態のまま掘り下げてきたためというのが、一番の理由だと思います。

畑の樹は、植えたらそれで終わりなんて事ありません。

畑上げのその日まで、しっかりと手を加え続けなくては、けっして思ったような素材はえられないのです。

というわけで、この斜面の樹も、根回しをしっかりとしていたおかげで、幹の近くに小根が発達していたので、今回の畑上げに至ったというわけです。

ちなみにこの斜面は、実生35年以上の大物素材でして、一人で作業できるような代物ではありませんでした。

僕と、親父とお袋とおじさん(チーム60代)。

四人で仕事をすることになりました。

ちなみに前日は僕ともう一人会員さんとで、畑上げをしたのですが、

親父やお袋は、さすがベテランで、畑上げの段取りが良く、体力以上に仕事が速いので、とてもはかどります。

今日も昨日も、僕が一番の役立たず。

010 作業はまず、

コンテナにあわせて樹を掘り起こします。

そのままそっくりコンテナに植えて、畑から持って行きます。

こうしとけば、あわてて植え替えしなくてもいいし、植えかえしたものと違い、冬に外に置いておいても、根が傷むことが無いのです。

大体丸2年くらいはこのままにしても、小根が傷むことはありません。

ちなみに、畑の土は、さすが産地だけあって、五葉松に適した土で、必ずしもこの方法が、全国どこにでも当てはまるものではありません。

012 かなりの急斜面なので、紐をコンテナに通して、引きずって山から下ろしました。

地面の土や草がいい摩擦になって、一気にずり落ちることが無いので、思ったより楽。

けれど、もう一度上がるのがしんどかった。

足元に見える紐を手繰って、ゆっくりと上がりました。

013 こうやってみると全部一緒に見えますが、一本一本、葉性も幹骨も違います。

どうやって作ったらいいか、これからじっくり検討したいと思います。

この冬は、忙しくなりそうです。

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「盆栽」カテゴリの記事

コメント

うーむ、大変な苦労があるのですねぇ。

でも、手を掛けた分、応えてくれるのでしょうね^^

投稿: 広茂 | 2009年11月26日 (木) 10時44分

盆栽は、たしかに手もかかる、時間も掛かる、お金だってかける人はかける。

それを一人で全部やろうとしても、これは中々大変です。

誰だったかの言葉で、
「小さな円を描いて満足するより、大きな円の、その一部分である弧になれ」
という言葉があります。

たぶんイギリスあたりの詩人だったと思います。

なにも、組織にはまれってことじゃなくて、

誰にも理解されないようなことでも、その人が何を夢見たか。その夢は、生きている間に達成されなくても、その夢を受け継いで、円を完成させてくれる日がくるかもしれない。

「実生は3代かけて作る。」

先代が見た夢を、僕も見てみたい。

だからこそ、手は抜けないのです。

投稿: ちどり | 2009年11月26日 (木) 21時58分

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