« なちゅらる・すたいる | トップページ | 作風を語る »

ママじゃなきゃダメなの

毎晩、娘の栞(しおり)を寝かしつけるのは僕の仕事でして、

歌でもうたいながら、抱きかかえていると目がトローンとしてきて眠りにつくのですが、

ここ数日から、予期せぬ出来事が起こり始めました。

朝抱きかかえて起こしてから、寝るまでは、ぐずった時に僕が抱きかかえれば、大抵気持ちが収まっていたのですが、

何故か寝る時だけは、ありえないくらいの大泣きで、体を反らせて僕のことを大拒絶するのです。

それも、ある日突然です。

仕方ないので嫁さんにバトンタッチすると、すぐに大人しくなるのです。

眠い時は眠い時のぐずり方に戻ります。

二人が寝たあとに栞がぐずるので、喜び勇んであやしたら、「おめーじゃ、ねーよ!」と言わんばかりのおお泣き。

正直、へこみました。

娘を寝かしつけることに生きがいを感じていたのに・・・。

こんな突然拒まれるなんて・・・。

というわけで、やはり赤ちゃんの、人間の本来持っている大自然に、改めて気づかされたし、感動してしまいました。

姪っ子の真子も、友人の子供も、やはり人見知りと言うべきか、それ以上の「ママじゃなきゃ、絶対ダメ期」があったそうで、ついにうちの子も来たかって。

こういうのって理屈じゃなくて、もう人間が精神を宿す以前から繰り返されてきた生きていくための大切な何かなんじゃないかなって、そう思えました。

まさに「絆」っていうんだろうなーと、すこし嫁さんが、うらやましくなりました。

僕が普段言っている「ワイルドな表現」っていうのは、

自然は美しい、心地よい、優しいとかそういうイメージよりも、こういった赤ん坊の持つ、無邪気さや、残酷さも兼ね備えているっていう意味なのかなと思います。

僕ら人間の精神が心地よいという状態は決して自然な状態とはいえないということです。

台風や、突然の地震で理不尽な悲しみに覆われるが如く、

僕もまた、自分なりに精一杯面倒を見てきた娘に突然拒否されるのもまた、自然の仕業なんだと、自分自身を納得させ、慰めています。

ただアタクシ、結構しぶとい性格なので、泣いてもめげずに抱いています。

泣きつかれた栞は、いつもより寝つきがいいようです。

父ちゃんは、栞っていう山に挑み続ける冒険家でありたい。

そんな思いです。

|

« なちゅらる・すたいる | トップページ | 作風を語る »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/209438/38570184

この記事へのトラックバック一覧です: ママじゃなきゃダメなの:

« なちゅらる・すたいる | トップページ | 作風を語る »