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今か、今か。

庭の盆栽たちも、膨らんだ芽を見ると、春が待ち遠しくてたまらないといった感じです。

058何にも生えていないように見える苔玉たちも、あと数週間もすると苔の中から植物の芽が伸びだし、いっせいに春の到来を告げてくれます。

053春の花、ミツマタです。

春一番の打ち上げ花火です。

054 長寿梅もちらほらと花をつけ始めました。

盆栽の仕事もいよいよ植替えのシーズンが到来しました。

今は鉢モノではなく、畑の素材の植替えが中心です。

我が家の畑の植替えは、大物から実生苗も含めて例年今頃から5月中ごろまで続きます。

今日は、震災後初めて畑で1日汗を流しました。

大物素材の植替え(根回し)です。

走った根っこを切って、元に小根を作る植替えで、足元に小根がないと鉢あげしたときに枯れてしまいます。

実生の畑仕立てにとって大事な作業です。

ところで、今日は屋内退避圏内ギリギリに住んでいる会員さんが畑仕事を手伝いに来てくれたのですが、「福島の空気は思い切り吸えるねぇ。」といっていました。

普段外仕事なので、さすがにマスクして仕事してるらしいのですが、今日はマスクいらないよと言っていました。

福島市内でも、パニックになっている人はいるし、それ以上に県外の人はもっとパニックになっています。

けれど、お客さんの話を聞いて、僕もことさら冷静になってしまいました。

原発地域の人や津波に飲まれた人の家族は、住む場所を失ってしまい、帰りたくても帰れない人たちです。

それでも退避圏内にとどまったり、帰宅する人たちがあとを絶たないのは当然のことだと思います。

何度も言いますが、時間とは生活です。生活とは命です。

生活の根がそこにある以上、その環境がどうかわってしまっても、そこでどうやって生きるかを考えるのが、そこで生きる人たちの気持ちだからです。

ましてや、僕らのように土地に生かされ、土地に生きてる土着民は、その思いは殊更だとおもいます。

確かにたかが観念といえばそれまでですが、僕らはここじゃなければ生きている意味がないってことなんです。

大げさな話ではなくて、当たり前の話です。

もう僕は「原発怖い」は過ぎました。確かに怖いけれど、今は放射能と「上手に付き合っていく」ことを考えています。

放射能が怖いからといって、畑仕事も水遣りもしないのなら、本末転倒です。

生活の根が生きている以上、それを守るのがその土地に生きる人の使命です。

生き物相手の仕事は、待ったなしです。

相手があって僕らがある以上、続けることが今自分に出来ることです。

松畑の横で、梨の剪定をしている農家さんがいました。もちろん知っている人ですが。

風評で売れるとか売れないとか問題になってますが、生き物を相手にする以上、やはり最低限のことはしないといけないわけで、

その方の、自分の仕事に対するプライド、愛情みたいなものを自然に感じることが出来、うれしくなりました。

どんな情報も、それを信じるか信じないかは己自身です。

自分を信じることの出来ない人には、どんな情報も無意味でしょう。

僕らはあずまおろしが、守ってくれている。そう信じています。

当然です。

ここが僕のふるさとだからです。

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