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菅野牧園さんから、ハッピーなお知らせ。

飯舘村の菅野牧園さん、今は北海道でがんばっていますが、嬉しいお知らせ。

初めてのベイビーがうまれました!

奥さんの実家の茨城県で、女の子です。

いやー、うれしいじゃないですか。

あん時おなかにいたんですよー。

名前は「葵(あおい)」ちゃんです。

葵の花はいつも光の方向に向かって花を咲かせるとかで、真理や正しい方向に向かって歩いてほしいという意味があるそうですよ。

親って。。。

じゃぁ、うちの子は道しるべの栞だから、うちの子がチョクチョク顔出して道に迷わないよーにすっかもない。

なんてわけで、もう当然お友達にうちの子を推薦しておきました。

そんでさ、葵チャン、俺もほんのちょっとだけど、飯舘村の美しいとこみたよ。

俺もほんのちょっとだけど、君の父ちゃん母ちゃんの強いとこ知ってるよ。

すげーんだぜ、ほんと。

きっと、宇宙一の幸せもんだね、君は。

それと、ブログ見てくださってる皆さんにお知らせです。

菅野牧園さんのギフトセットが出来ました。

これを機会に、東北とか福島とか漠然とした応援じゃなくて、「誰か」を応援してみませんか?

・・・なんてね、言い過ぎか。

それでは、ぜひよろしくお願いします。

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空から降る「南天」の星。

この話題が僕のブログにのると、そろそろ雪がやってくる知らせです。

毎年この時期になると、我が家の庭でその存在が大きくなる樹があります。

イイギリです。

イイギリといっても、盆栽やさんは「南天桐(なんてんぎり)」と呼んでいます。

南天みたいな実と、桐みたいな幹、というわけです。

去年、新幹線が遅れて到着が遅くなるお客さんを、真っ暗な棚場で迎えるのに急遽思いついたライトアップ。

今年は、楽しみに待っていただいている方たちもあり、ぼんさいや「あべ」の恒例になりそうな予感です。

南天桐は、必ず毎年実が沢山なるとは限らず、去年が豊年だったので、今年の実成りに嬉しさもひとしおです。

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家族やお客さんと、この「南天」の星たちに、今年一年をおかげさまで過ごせたこと、来年は今年以上に幸せな一年であることを願いたいと思います。

福島は、にもかかわらず、美しい。うん。

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冬が来る前に。

ここ数日は寒い日が続きます。

今日は会津からお客さんがありましたが、やはり雪だといっていました。

ここも、目の前の先達山の頭も白く染まり、山里でも昨日からずっと雨が降っていました。

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写真は3日前に自宅から撮った写真です。

里でも霜が降りはじめ、考えなくてはいけないのは、冬のムロ入れのこと。

ここ数年は冬の雪が少なく、寒風に盆栽がいためられることが多くなりました。

秋に植え替えたものや、強い剪定、針金をかけたもの、寒さに弱いものは、出来る限り寒風にさらされないようにしなければいけません。

今年は、より充実した冬越しを目指して、保護室のレイアウトを変えています。

おかしな話で、保護室に並んだ盆栽たちを眺めると、もう来年の春の事を想像して、嬉しくてなりません。

「盆栽やは、冬を遊ぶか、みっちり仕事するかで、来年の一年が決まる。」と親から言われています。

寒さに包まれた盆栽やでは、ひっそり静かに、春に向けてエネルギーが蓄えられていくのです。

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槇坪監督、ありがとうございました。

9月24日、パオの槇坪監督が永眠いたしました。

すぐに知らせは頂いていたのですが、正直とても驚いて、ブログに載せるのをためらっていましたが、この度追悼上映が決定しましたので、お知らせします。

http://www.pao-jp.com/news/

※追悼上映会が各地で開かれます
12月3日〜愛知・名古屋シネマスコーレ「パオ全7作品」2週間モーニング上映
12月3、4日に長野・松本市「パオ全7作品」上映、(上映詳細ページ
・来年1月23日、24日に東京・町田市「母のいる場所」「わたしがSuKi」上映  

お近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでください。

槇坪監督のメッセージを作品を通して感じてほしいと思います。

僕個人としては、直接お会いしたのは2度だけ、しかも上映会と講演会の終わった後、上映会場の入り口で挨拶を交わしました。

今年の4月に福島のフォーラムにおこしくださったとき、挨拶した後、言葉が出てこず監督と数秒見つめあったことが、なんだか不思議な体験として記憶に残っています。

監督の事は、光永さんとの会話の中で色々と伺っていました。

それらエピソードは、これからも僕にとって大切な道しるべとして残っていくとおもいます。

槇坪監督、ありがとうございました。

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時雨れて。

11月に入ってからは、毎日のように五葉松の日々です。

今は、雪が降ってしまう前に畑の素材で出来ることをしています。

我が家も、盆栽趣味が盛んな時代は素材生産のために5箇所の畑を使っていましたが、現在は当時ほどの規模で行っておりません。

ただし、各畑に残っていた実生40年以上の素材がちらほらとあり、管理面からコンパクトにするため、素材の引越しを行っています。

こちらに帰省した年から、少しずつですが行ってきた引越しも、ようやく目処が立つ所まできました。

一気に持っていくと、根の問題で枯れてしまう樹が多くなるため、こまめに根回しをして小根をつくり、それから引越しという風に手間をかけてました。

けど、ここ数日は、午後になると時雨が降ってきて、思うように仕事が進まず、正直もどかしい気持ちになります。

天気商売ですから、どうしても仕事の段取り通り行かないのは承知しているつもりなんですけどね。

そんなときは、勿論五葉松の針金かけの仕事がありますから、仕事場にこもって整姿の仕事をしてます。

こうやって、常に天気の状態で出来る仕事、やるべき仕事を、頭に入れておかないと、サボり癖がついてしまいます。

仕事の切り替えが上手に出来るのも、自然を相手するには大切なポイントなんだなと常々思っています。

相手のリズムに合わせても、自分の仕事は出来るってことなのかもしれません。

なんだか怖い話。意外と勇気が必要ですよね。

いまも随分と雨が降っています。

冷え込みも強いですから、雪、なんてことにならないように祈っています。

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烈火の如く。

今年の11月は暖かい日が続きますね。

今日あたりから、紅葉も里まで降りてきて、山は時雨れて、今強い風が吹いています。

童謡の冬景色の世界みたいです。

ところで、紅葉も終わりを迎えたこの頃、外の環境を受けやすい盆栽たちは、なおさら葉を落として冬篭りを待つだけに思われますが、微妙な環境の違いや個体差で、今頃になって、強烈な赤を放つ木々があります。

003白木の寄せ植えです。

黄色い花はアキノキリンソウです。

林の中にひっそりと佇む樹種で、林内では赤く紅葉せず、目立たないのですが、しっかりと日に当てることで、燃えるような赤に染まります。

006こちらは、園芸種のモミジで、「琴の糸」といいます。

青枝垂れ系で、夏の涼を楽しむ種でしたが、思わぬ赤い火花に感動してしまいました。

お客さんから教えていただいたのですが

こちらは、あまりに日に当てずに、11月に入っても寒冷紗の下に入れておいたものです。

確かに、

雑木林の中では、大きな木々が落葉したあとに、ようやく日が当たった背の低い木々たちが紅葉し始めます。

それと同じで、日に当てるタイミングをずっと遅くすると、この時期に一気に赤く染まります。

どうしたって自然を観察している人には敵いません。

その代わり、紅葉の期間は短く、室内に入れるとすぐに乾燥してチリチリの葉になってしまうのです。

一瞬の赤い閃光。

紅葉するという自然の現象も、盆栽になると、我々人間のアイデア次第でマダマダ楽しみ方があります。

あー、秋の深まりと盆栽の深まり。

贅沢な瞬間です。

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どんなに小さな展示会でも・・・。

10月は、自分とこの盆久楽展も含めて、沢山の盆栽展が開かれました。

明日は、茨城空港の近くに大変お世話になっている愛好会さんがあって、そこの展示会へ行く予定です。

大きな展示会もそうですが、各地の小さな展示会も、とても魅力的で勉強になることが沢山あります。

ただ最近、特に強く感じることは、どんな小さな展示会でも、出展する人たちが共通の目標なり、表現、あるいはルールを持ったほうが良いんじゃないか、ということです。

確かに大きな展示会なら、文句なしで持ち込み古く、幹骨がいいものが集まりますから、それだけで説得力がありますが、

すべての愛好家さんが、そういった盆栽でしか、納得してくれないわけではありません。

表現は、星の数ほどあるから、盆栽の深みもましてくるし、何も古さ”だけ”が感動ではないと思いませんか?

だからこそ、どんな小さな展示会でも、銀河系一の感動が起こる可能性があると思うのです。

じゃぁ、その目標とは何か?

それはそれぞれの展示会で考えることですが、唯一共通して言えることは、丹精ではないでしょうか?

丹精とは何か?

丹精とは、その人がその木に愛情もって接しているということが、その木を見ればわかるということです。

展示会に、カイガラムシがビッシリついたままの盆栽や、苔が適当に張っていたり、雑草が生えたままだったり、鉢をきれいに掃除していない、赤い枯葉がついたまま、針金がくいこんだまま、太い針金がとても目立っているのにそのまま。

皆さんはどう思いますか?

展示会は「ノルマ」になったらお終いです。

丹精の積み重ね、自分ひとりでは抑えきれない感動を表現する舞台が、展示会です。

同じ舞台なら、やはりそこには同じ目標で盆栽展を成功させよう、見に来てくださった人に喜んで頂こうという思いが、あるべきなんじゃないかと、そう感じるのです。

愛好家さんは、それぞれ好きでやってるのだから意思の共有は難しい、といわれるかもしれません。

実現するかどうかは結果ですが、目標を持たなければ、そもそも実現の途中にもなりません。

針金かけや、枝抜き、植え替えなど、特別なテクニックばかりに目を奪われがちですが、僕は修行中、親方にこういわれました。

「どんなにすごい仕事をしたって、その後にその木が枯れたら、それはすごい仕事って言わないんだ。」

要するに、その後の後管理や、日々のお手入れがしっかり出来てこその、大仕事なんだということです。

「最小限で最大限。」

丹精についての勉強会をひらく必要性を感じる、今日この頃です。

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