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春、はずかしがりやで、忍び足。

今年は春が随分と遠くに感じています。

庭の梅の花も、まだ咲くにはかかりそうです。

それでもムロの中の盆栽は芽が動き出していて、そろそろムロ出しのタイミングを考えているところです。

というわけで、春は静かに僕らの生活に滑り込んできます。

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バイカオウレンの苔玉です。

持ち込み三年のツワモノで、花も年々数が増えています。

早春に咲く山野草で、今年は去年よりも随分遅い開花になりました。

春は桜っていいますが、春はいきなりハイテンションってはいかず、こうやって僕らの知らないところで、静かに始まるものです。

週間天気予報に10℃を超える日があると、それだけで幸せな気持ちになれる、今日この頃です。

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「春、うめーぜ。」

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未来の灯をみつめて youtubeアップしました。

以前紹介した、飯舘村の菅野牧園さんがメインのドキュメンタリーをyoutubeにアップしました。

1/2)前半
http://www.youtube.com/watch?v=OguUI-zDrMA

2/2)後半
http://www.youtube.com/watch?v=lvXtThMKHw0

ご協力いただいたアディカの堀内さんありがとうございました!

消されちゃうかもしれないから、みなさん必見ですよ。

このドキュメントみて僕が思うのは、「ああなったから、こうなった」みたいに、答えばかりを求めたがる僕らに、「こうなったけど、どうする?」っていう「問い」を投げかけていると思います。

ちなみに、さくらプロジェクトにご協力いただいた皆様、彼が菅野牧園の菅野さんです。

そんで、中々除染が進まない状況で、線量の高い飯舘村比曽地区にさくらを植えるのは、そう簡単ではなく、勇み足にならないように、今は植樹の時期を検討しているそうです。

それと、菅野さんに応援のメッセージあれば、僕のアドレスに送ってくれれば、お届けします。

それでは、みなさん、ツイッターとかSNSで広めて、広めてー。

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一年ぶりの眺め。

今日は市内の中学校の卒業式でした。

我が家の盆栽も、今年もまた、壇上から卒業生を見送らせていただきました。

120313_130301 卒業式を終えた後の壇上の五葉松。

「形骸化」なんていわれることがありますが、少なくとも僕にとっては、こういった形で未来ある子供たちの旅立ちの日に関われることは、とても有意義なことだと感じています。

ちなみに、去年はこの松を引き下げにいったあとで震災が起こりました。

壇上であの揺れに見舞われていたらどうなっていたかと思うと、この松の強運を感じてしまいます。

その後、家に戻ってきて、スイッチの切り替えに散歩に行きました。

120313_161602 うちの犬が見つめている先には白鳥が二羽います。

福島の現状を見に来たそうです。たぶん。

ふと思ったのですが、去年もこうやって散歩中に地震が起きて、大急ぎで家に帰ったことを思い出しました。

積み木のように棚の上で跳ねる盆栽たちを昨日のことのように思い出されます。

とはいえ、去年と同じ日常を繰り返せたことが、とてもありがたく感じました。

意味のない単調な日常の繰り返しこそが、幸せの根っこなのかもしれませんね。

それでは、卒業生のみなさん、輝く未来に、おもいっきり羽ばたいちゃってください。

「ただ生きたいと思うだけではなくて、さらにその上に別の力、たとえば、限りない富とか、絶対の安全とか、不死とか、そういうものを求めるようになったら、その時、人間の願望は欲望に変わるのだ。そして、もしも知識がその欲望と手を結んだら、その時こそ、邪なるものが立ち上がる。そうなると、この世の均衡はゆるぎ、破滅へと大きく傾いていくのだよ。」(「ゲド戦記・さいはての島へ」ル=グイン、岩波書店)

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改めて名簿をみました。

あらためて、亡くなった方の名簿を見ました。

名前、住所、年齢が細かい字でビッシリと新聞一面に書かれていました。

うちの娘と同じくらいの年の子の名前をみると、なんとも言えない気持ちになりました。

今日は、東日本大震災で、沢山の方が津波などでなくなった日ですが、

家族にとっては、家族がなくなった日であり、友人がなくなった日であり、恩人がなくなった日なんだな、と名簿を見ながら考えていました。

今日黙祷をささげたときに、亡くなった誰の名前が心に浮かんだでしょうか。

大切な人が亡くなった日に、大きいも小さいも、ないのかもしれません。

知人が「津波で死ぬのも、原発で死ぬのも早いか遅いかで、僕らは同じなんだ。」といっていました。

ほんとうにそうだろうか?

そもそも比べていいものだろうか?

少なくとも、今日くらいは、今日を生かされていることに感謝して、海に向かって手をあわせても良いんじゃないかと僕は思いました。

改めて○○さんたちのご冥福をお祈りします。

合掌

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「ご縁玉」見てきました。

今日市内で、「ご縁玉」という映画を見てきました。

我が家の盆栽の写真を記録していただいた谷口さんが上映を主催されました。

谷口さんのブログ→

正直な感想ですが、重い病の方の映画ということで、たとえば治療中のつらい映像もあるのかなと思っていました。

けれど、映画は山田泉さんと、エリック・マリアさんの心の交流を中心に、明るく描かれていて決してつらい気持ちになることがありませんでした。

「与えられるのは、いつも片方ばかりでないこと。そして、人は生の最後の瞬間まで、人に与えるものを持っている、ということです。」(日野原重明)

この映画から、そんなことを考えさせられました。

監督の江口方康さんもいらして、上映後対談になりました。

なんとも気さくで肩のこらない方でした。

というわけで、谷口さん、素敵な映画、ありがとうございました。

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卒業おめでとうございます。

一年とはまったくはやいもので、先日市内の高校で行われた卒業式に、我が家の盆栽を飾らせていただきました。

思えばどちらも20年近く継続して飾らせていただいています。

我が家の盆栽はどれほど多くの喜びの涙を見てきたのでしょうか。

ぜひ輝かしい未来を楽しんでほしいと思います。

卒業おめでとうございます。

それでは、贈る言葉。

「本当は自分で生きたくて生きているのに、人のせいみたいに「生きなければならない」と思っているんだから、生きている限り何もかもが人のせいみたいになるのは当然だ。」

(「14歳からの哲学」池田晶子)

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