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真ん中にあるもの

昨日の夕方までなんともなかったわけですが、夜中になったらそりゃすごい風が吹きだして、なんだか盆栽が心配で眠れませんでした。

そういうわけで朝棚場を見てみると、大風の影響で盆栽が飛ばされて、数鉢われていました。

家の裏に続く戸は、二箇所とも吹き飛ばされているし、近所でも瓦が飛ばされたり、シャッターがめちゃくちゃになったりと、随分と春の嵐は大暴れしてくれたみたいです。

それでも枝が折れてないやと安心していたら、飛ばされた盆栽ではなく、飛ばされた盆栽にぶつかったほうの株立ちの大事な子幹が折れていました。

120404_164201ボキリと無残な姿に・・・。

007 後ろに流れる大事な泳ぎだしが折れていました。

いつも気をつけてロープで縛っている樹に限って、縛り忘れていて、しかもその後ろにちょうど株立ちが乗せてあったわけですからね。

「あー、東電だ、国だなんていえねーわ。こりゃ俺にもそういう体質がこびりついてんなぁ。」

なんて、いたく反省してしまいました。

そして午後、近所の方の知らせで、我が家の裏の用水路がつまっているとのことで、様子を見に行くと、えらいことになっていました。

120404_160901 大風で流れ込んだごみが、水門で詰まっていました。

水門を空けると、下流で詰まってしまうので、みんなで少しずつごみを書き出していたのですが、

とにかくいろんなごみが出てくる出てくる。

発泡スチロールの箱、ビニールシートのカス、木箱、果物を入れるかご、プランター、葉っぱに、木の枝。

慎重にとっていくと・・・。

120404_161601まだまだコンクリ板の下に詰まっていて、水はたまったままです。

120404_161701 そんで水門のあたりでセッセとゴミを掻き出していたのですが、大きな杉の枝を取ったのがキッカケで、下流にゴミの塊が一気に流れていきました。

120404_162201やっちまいました。下流のコンクリ板のところにゴミが詰まって流れが止められてしまい、道路にじゃんじゃん水が溢れ出しました。

120404_161901仕方ないので少しずつゴミを拾い上げていましたが、水圧で肝心なところのゴミはまったく動きません。

最後には、長い鉄筋の棒で、てこを使って、ゴミを流しました。

その後下流までずっと歩いて見て来たのですが、何とか詰まらず流れてくれたみたいです。

120404_163601歩いていたら、折れた樹を見つけました。 これは山桜の樹。

120404_171901大きな桐の樹が道を塞いでいました。

不思議なことに大概、林の風上の樹ではなく、風下の樹が倒れています。

物理学は暗いのであくまで憶測ですが、林の中に入り込んだ風が木々の間に圧縮されて、ドラえもん的空気砲のごとく、ピンポイントですごい風圧が幹にぶつかったのかな?なんて考えていました。

それにしても、あの原発事故のとき、吾妻からの吹き降ろしに助けられて、ここは比較的線量が低くなりました。でなければ、後ろに山を抱えて、東風がぶつかる地域なので、もしかしたら我々が、今の福島市内の東側の地区のような状態になっていたかもしれません。

ところが、今回はその強烈な吹き降ろしで、隣近所、どこも大概被害にあっていました。

あの地震でも落ちなかった瓦や、石壁が、吹き飛ばされていました。

自然っていうのは、僕らの体験、捕らえ方で、善にも悪にもなる。

そんな感じがしました。

が、ひょっとするとそれは僕たち人間側の都合で、実際には自然は、善でも悪でもなく、

あくまで真ん中にあって、その周りを我々人間が行ったり来たりしているんじゃないかな。

そう、改めて考えさせられる一日でした。

大体、異常気象なんていいますが、毎年決まったように平均的な「同じ」四季が来るって思っていること事態、「異常」なわけで、

当たり前って言うのは、人間の都合とはまったく別で、自然から言わせれば、どれも当然であり、起こるべくして起こっている必然なわけで、

とてつもない地震や、とてつもない大風なんてのは、異常でもなんでない。

人間がああしたから、自然がこうなったっていうのは、すべてに当てはまらないし、かといってまったく当てはまらないわけでもない。

考えれば、考えるほど、自然は誰の上にも、真ん中で、それでいて平等ではない。

千の風はいつも優しいとは限らない。

それでも、僕らはその風に包まれて生きている。

なんだ、自然ってのは、母ちゃんみてーだな。

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