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肥料、この秋三度目。

ようやく連続猛暑日も終わり、連続真夏日になったこの頃、薬害怖くて消毒してませんでしたが、今日、殺菌剤、殺虫剤を散布しました。

本来なら数日前にまとまった雨が降った日の前に消毒を終えたかったのですが、その日の降水確率は、なぜか低かったし、雨が降って何だか幸せな気持ちになってしまい、うっかりタイミングを外してしまいました。

大体30℃前後の天気が続くうちは殺菌剤を続けないと、徹底した葉フルイ病の防除とはいかないものです。

そして、もう一つ大切なのは、盆栽そのものに体力をつけることです。

以前もぼんさいや「あべ」の施肥の方法を紹介しました。→

というわけで、8月初旬から半月ごとに3回目の施肥となりました。

しっかりとした培養で体力をつけていくと、今頃枝の途中を見ると、大分休眠芽が目覚めていると思います。(もちろん個々の性質にもよりますが)

こういった芽を大切にしていくからこそ、小さな鉢の中で盆栽たちは大きさを維持できるというわけです。

というわけで、今回の施肥で全体の施肥は一区切りする予定です。

残暑が続いても、10月初旬には盆栽たちは、早めの冬支度に入っていきます。(ここ福島での場合)

僕の個人的な考えになりますが、「ジックリ効いてくる肥料は効かせたい時に施肥したのでは間に合わない」のではないでしょうか。

子供のころなんて大抵どこのお母さんも、みんながお腹すく前にちゃんとご飯を用意してくれています。

まぁ、そういうことなんじゃないかと思っています。(かなり根拠に乏しいということです)

といっても、今の施肥の方法にしてから、葉色や芽の立ち方、病気の減少など、実感として効果を感じているわけです。

ただ、根の弱っているものには駄目ですね。余計弱ったりします。

風邪ひいた時に、天丼食えって言っても、僕は食えません。そんな感じです。(根拠に乏しい)

五葉松は我慢の木です。弱っていても、案外と葉が開くまで行きますが、お盆を過ぎて涼しくなってくると、元気だと思っていた木がいきなり枯れたりします。

枝が枯れる場合は、そこに続く生き道が細くなっていた事も考えられますが、全体で枯れるときは根が弱っていることが殆どです。

こういう場合は、置き場所や水やりの加減、液肥の散布など非常にデリケートな管理が求められます。

しかしまぁ、こういった木を蘇らせることは、ぼんさいや魂が燃えるときです。

親方が言った「どんなにいい仕事でも、枯らしてしまえば、いい仕事とは言わない。」という言葉通り、後管理こそ盆栽仕事の醍醐味といえるのです。

もちろん全てに成功するとは限りません。悔しい思いはこれまで何度もしてきました。

その度に、自分自身の未熟さを痛感しつつ、まだまだ底の見えない盆栽の奥深さに、感動と感謝を覚えます。

ですから、今の施肥の方法が、ベストとはいいません。あくまで今現在のベターというわけです。

目標としては、古木の芽の弱い部分を、そのまま枝枯れさせずにしっかりと勢力をつけさせることを目指しています。

大抵、古木になれば、個々に寿命もありますし、我々が思っている大事な枝が、自然と淘汰されて枯れていくものです。

ただ、盆栽は僕らの自然に対する心象を描くものですから、やはり残ってほしい枝はできる限り残したい。

そういった弱った枝を、復活させるという最難関のミッションに挑みたいと思って、施肥を工夫しています。

たかが施肥、されど施肥。

自然に対する、本当のさじ加減は、相対した僕とその木にしかわからない。

これが本当ではないでしょうか?

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