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'12盆久楽展レポート②

今回のレポートは、会員さん個展です。

会員さんの個展は、ホールの反対側の和室で行われます。

役13点の展示となりますが、一度にこれだけの数を飾れるというのは、飾れる状態に仕上げるということですから、容易なことではありません。

会員さんは何年も前から、準備を始めます。

出展樹の選定から、鉢合わせ、針金かけなど。

驚くのは、会員さん個展の出展樹は、ほとんどが、この日に合わせて買い集めたものではなく、みなさんが例えば種から育てたものや、新木から作ったものなど、長い盆養を自身で積み重ねたものなのです。

さらには、一つの趣味において、自身のコレクションを個展という形で開こうと思っても、実際に実現することはなかなかありません。

他の会員さんたちの協力のもと会場づくりから、搬入、飾り付けまでみんなでこないます。

まして、600人ほどのお客さんに見てもらうのですから、愛盆人生最高の舞台というわけです。

ですから、この個展に対する会員さんのモチベーションはいつも高いのです。

毎年個展を担当する会員さんは、当日飾り付けるまでは、緊張で落ち着かないそうです。

それも、来場者さんの感嘆の声に、すべてが報われたと話してくれます。

親父や僕としても、非常にやりがいのある展示なのです。

0361床には会員さんの一番を飾ります。差し枝の効いた懸崖。葉性も抜群です。今年の猛暑を乗り切って、美しい姿をみせてくれました。

0511赤松の立木です。


0491米つがの文人。米つがは文人樹形がよく似合います。

0481赤松の懸崖。

実は右の立ち上がりがおしりの木でした。それを90度植え付けを変えて、懸崖にしたものです。

こういったワイルドな樹形も赤松の面白味だと思います。

0471

米つがの中品、模様木。

米つがでこういった、まとまった模様木は中々見かけません。大切に持ち込んできたお陰様ですね。

0461新木から3年ほどですが、姿は出ています。葉性も抜群で、これからの持ち込みも楽しみな一本です。

0451途中双幹の模様木です。根張り、立ち上がりの迫力は十分見ごたえがあります。

0441赤松文人立ち上がりは素直ですが、途中の屈曲に味があります。

眺めていると、気持ちがなごんできます。

0401米つが3幹。細幹で飾り映えする一本です。
立木。高さのある幹から、一本落ち枝が利いています。

0391

こういった高さのある自然樹形は、もっと見直されてもいいと思います。

0501

こちらは斜幹です。葉性も抜群で、景色も複雑にまとまっています。

0531赤松の懸崖。

赤松の幹の面白さは、本当に驚かされます。赤松の軽い枝ぶりと相まって、個性が引き立っています。

0521
これも自然風の立木です。

高さがあるので、景色に多様性があります。

背が高いのは文人だけとは限りません。

まさに「空間有美」を表していると思います。

と、いうわけで会員さんの個展を見てきました。

どの樹も、会員さんと共に歩んできたパートナーであり、家族なわけで、一つ一つにそれぞれの物語があります。

会員さんの笑顔、ごちそうさまでした。

それでは、次回は会期中の自宅の様子をレポートします。

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