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何が出るかな。

今日は午前中、お客さんから依頼があった盆栽の整形をしていたんですが、あまりに暖かいので、午後からムロから出しておいた苔玉の掃除をして、棚に並べました。

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僕は個人的に、苔玉の一番好きな季節を挙げるなら、このムロから出して最初に棚に並べたときを挙げたいと思います。

一番地味な、見る価値もないようなこの時期ですが、寒い冬を越して、ちゃんと芽吹いてくれるか、期待と不安を抱かせてくれます。

盆栽も苔玉も、その価値は人と植物の丹精の積み重ねです。

そこに物語がなければ、人の心も動きません。文字通り「感動」です。

丹精の物語の、冬の時代を過ぎて今迎えようとする春の時代。

その直前の、一瞬の静寂が、今、あると感じています。

もちろん、苔玉だけでなく、盆栽も同様です。

作業的には、植え替えが始まりますから、かなり密度の濃い時期なのですが、その合間にこの物静かな苔玉達を見ると、急かされた心に、一瞬の間が生まれるものです。

そしてまた、気持ちを引き締めて、「よし、春、行ったろか!」

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繰り返し、繰り返し、春。

今年も我が家に春を告げる花が咲き始めました。

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ショウジョウバカマです。(過去のブログで詳しく載せてます→

これほどまで雑木林の早春のスタンダードでありながら、マイナーな花もないんじゃないでしょうか。

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これはイワウチワ。こちらも春の雑木林(北斜面の主役)には欠かせない花です。

実生変化で花の濃さも様々です。

この花たちがムロの中で咲き始めると、そろそろムロだしのタイミングというわけです。

毎年、毎年、同じように春に咲いてくれるこの花たち出会い、感謝の気持ちも芽吹いてきます。

だれもこの花を見ながら、浮かれて大酒飲んで、大暴れしないでしょう?

浮足立つ心を謙虚に慰めてくれる、春には、そんな花だってあるんです。

辛抱すれば、必ず春が来るといいますが、その観念にとらわれてしまえば、やはり人の心は高慢に向かっていきます。

春は僕たちの意志に向かってくるわけじゃない。

不毛の砂漠じゃ、いつまで経っても乾いた風しか吹きません。

春を迎えに行くのも、僕たちが謙虚に生きる一つのプロセスなのかもしれませんね。

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春の日差しを浴びて、晴れやかに!

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春の雫。

春の花たちは、本当に春が溢れてくるように咲き始めますね。

桜もいいけど、小さな春に目を向ける繊細さも、愛盆生活で養われる大切な要素かもしれないですね。

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土佐水木。

これは親指より細い苗木をしばらく露地で養生したものを1年前に流木につけたものです。

こうやって春を迎えるたびに、心がほっこりするから、愛盆生活が病みつきになってしまうのですね。

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寄り添って、共に生きましょう。

フランス、モンペリエの串崎さんからお便りをいただきました。

串崎さんは、昨年フランスに行ったとき、通訳をしていただいた方です。

盆栽に限らず、友人のルイスさんとの繊細な会話まで、しっかりお付き合い頂いて、今でも感謝の気持ちが絶えません。

その串崎さんは、お自身のお住まいになっているフランスのモンペリエ(海の向こうはアフリカです)で、震災以降日本支援の協会を作り、日本文化関係のイベントを通じて募金をつのり東北へ送る活動をしているそうです。

http://solidaritejapon.org/ja/Welcome

地震も津波も原発事故も、遠い国で起こったことなのに、こうして心を痛めて、思いを寄せてくれる方々がいらっしゃることは、正直にうれしいし、ありがたいことだと思います。

今回の震災で多くの悲しみと同時に多くの善意も生まれたと思います。

僕自身も津波の被害にあった人たちや、今も故郷に帰れない人たちの気持ちを理解することは、残念ながら出来ません。

人は他人の人生を生きられないからです。

でも、その人たちに寄り添って、共に生きる事は可能なはずです。

寄せ植えの話じゃないけど、全く違う種類の植物でさえ、同じ器の中で、その根は決して同じ根になることは無いけれど、それぞれの役割を果たして、一つの美しい景色を作ることが出来る。

花の地味な植物の隣に生えて、その植物の花の色を派手に変えることは出来なくても、その花の花らしさを引き立てる、そんな植物だってあるんです。

僕らは誰かにとって「何かである」なら、もう十分にその誰かの為に何かを為したはずです。

ぼくら東北の人間に対して、まったく面識のない遠い国の誰かが思いを寄せて、今日を生きている。

共感よりも、共生。

言葉なんて通じなくても、今日一日を共に生きている仲間たちに感謝します。

ありがとうございました。

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梁風盆栽展、ブログで紹介していただいてます。

展示会の写真でお世話になっています、風花さんのブログで梁風盆栽展紹介していただいてます。http://blogs.yahoo.co.jp/y58122001/53615561.html

ぜひご覧ください。

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梁風盆栽展に、協力出品させて頂いています。

うちも協力出品させて頂いています

◆梁風盆栽展 (福島県)

会期/3月6日~10日(9時30分〜17時、但し最終日は13時まで) 

会場/伊達市梁川美術館 

主催/梁風盆栽会 

市民ギャラリーは入場無料です。

☎024(577)1044 山口方

date-shi.jp/dtm2/musiua/mu

伊達市の方はぜひ足を運んでください!

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