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何が出るかな。

今日は午前中、お客さんから依頼があった盆栽の整形をしていたんですが、あまりに暖かいので、午後からムロから出しておいた苔玉の掃除をして、棚に並べました。

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僕は個人的に、苔玉の一番好きな季節を挙げるなら、このムロから出して最初に棚に並べたときを挙げたいと思います。

一番地味な、見る価値もないようなこの時期ですが、寒い冬を越して、ちゃんと芽吹いてくれるか、期待と不安を抱かせてくれます。

盆栽も苔玉も、その価値は人と植物の丹精の積み重ねです。

そこに物語がなければ、人の心も動きません。文字通り「感動」です。

丹精の物語の、冬の時代を過ぎて今迎えようとする春の時代。

その直前の、一瞬の静寂が、今、あると感じています。

もちろん、苔玉だけでなく、盆栽も同様です。

作業的には、植え替えが始まりますから、かなり密度の濃い時期なのですが、その合間にこの物静かな苔玉達を見ると、急かされた心に、一瞬の間が生まれるものです。

そしてまた、気持ちを引き締めて、「よし、春、行ったろか!」

2000

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