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臥龍の松

山形県の村山市にある、臥龍の松を拝観してきました。

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樹齢500年の赤松です。

今もとある民家さんのお庭に佇んでおられます。

看板も案内も挙がっていなかったので、道行く軽トラのおじさんを止めたら、「俺さ、ついでこ」っていって案内してくださいました。

この松のあるお家の方も、丁寧に対応してくださりました。

ちなみに、この松、一つの根っこから株立ち状に生えています。

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これが、立ち上がり部。どうやったらこのような状態で、何百年も生きてこれたか、本当に不思議です。

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これが反対側から見た全景です。

この手前にある枝の群れも、同じ幹から別れた小枝群です。

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盆栽ならこういった枝を残しておくことは考えにくいのですが、庭木という事と、この木の持つ性質を、いかんなく表現しようとすれば、確かにこの枝たちから、その面白さが伝わってきます。

それにしても、こういった樹が実際に存在することに、感動と畏敬が湧いてきました。

そこに魅せられた人の丹精が加わって、さらにその異形は、光を放っていました。

250年前の記録ではすでに現在の樹形を備えていたそうで、その間ずっと人の心を魅了してきたと考えられます。

自然と人の関わりって、理屈以前ですね。

僕らは結局、盆栽を作るって言っても、

瞬間瞬間、人事を尽くして天命を待つことくらいしか出来ません。

僕らが自然を支配してるんじゃない、自然の企みに、ただ大騒ぎしながら反応しているだけなんじゃないでしょうか。

意志や信念で自分の道を貫いているようですが、そこにはキッカケがあるものでしょう?

病気も怪我も、人間関係も。

何もないところから、意志も理念も生まれてこないでしょう?

吾妻山があったから、空間有美なんでしょう?

そこに僕たちが「謙虚」であることの最大の根拠があるんじゃないでしょうか?

それを忘れてしまったから、「絶対の安全」とか平気で言うようになちゃったんだよ、僕ら。

今はただ、反省の日々ですね、本当に。

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