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初心を忘れないために必要なこと。

今日は保原町にて子供たちに苔玉を教える機会をいただきました。

イモジャパン佐藤さんの地区の育成会主催でした。

子どもたちにモノづくりを体験してもらいたいとのことで、声をかけて頂いたのですが、今までの経験の中で子供たちに教えるのが一番難しいと感じていましたので、子供の反応にヒヤヒヤしながらの進行でした。

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でも、ワークショップは、いかに自分の仕事を相手にわかりやすく伝えるかですから、子供に伝えようとすることを考える機会こそ、自分の教室の進め方を見直す最良の機会なんですよね。

よく、自分の経験を相手に伝える場合、相手を助けているようで実は一番自分が助けてもらっているといいますが、

子どもたちと植物で接していると、自分がそれに興味がなかったころとか、始まって全然上手に出来なかった頃のことを思い出させてくれます。

初心を忘れないために大切なことは、初心者にメッセージを伝えていくことなんじゃないでしょうか?

僕らは次のステップを目指して、常に上を向いている方が格好いいと感じていますが、一人で高い頂きに登れる人は中々いない。

誰かに手を差し伸べてもらいながら頂上を目指し、誰かにそっと手を差し伸べて一緒に登らなければ、本当の感動は得られない。

なぜなら美しい景色は、それを誰かに伝えて初めて美しい景色になるからです。

今日の様な経験は、これからも沢山重ねたいなと思いました。

佐藤さん、上二井田育成会の保護者の皆様、子供たち、ありがとうございました

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盆久楽会のみなさん、世界デビュー!

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bonsai focusさんに盆久楽会の会員さんのお棚拝見の様子が掲載されました。

フランスの友人のルイスさんが、昨年に福島に来たときに取材していったものです。

日本の一般的な愛盆家さんのお棚の様子がヨーロッパの盆栽雑誌に掲載されるのは珍しいケースだと思います。
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といってもみんな空間有美の大ファンで、みなさん実生や種木からじっくりと楽しんでいる方ばかりなので、ヨーロッパの愛盆家さんの方がかえって親近感湧くかもしれません。

この記事だけでなくルイスさんには過去に何度も福島の自然や盆栽の事を掲載して頂いています。

僕が一番印象に残った言葉は、以前フランスに行ったとき一緒にアルプスの山を見た様子を記事にして頂いたのですが、その感想の中で、

「阿部氏お二人と共に時間を過ごして強く思ったことは、自然の愛は普遍的だという事、自然美を感じることは個の文化を超えるという事だ。」

「祖父の阿部倉吉が言った言葉、美は空間に宿る・・・。
お二人のおかげで、私はもう決して以前のように自然を眺めることは無いだろう、このことに深く感謝している。」

「sharing these moments with the Abes made me realize that love of nature is universal and that the appreciation of its beauty goes far beyond our own culture.」(bonsai focus145/122,Louis-Victor Bourdeau)

と書いてくださっています。

これは本当にうれしかった。まさか同じ視点で自然や盆栽に感動してくれる仲間が、こんなに遠い国にいてくれたんだって。

そして、言ってみればこれが僕たちの目指す形だと思いました。それを的確に表現してもらって、逆に気が付かせてもらったんです。

同じ感動を分かちあう事で、相手を大切に思うし、傷つけようとはしない。

確かに、国も宗教も、人種も違う。

それでも僕は、西に沈むあの夕日は誰の目にも真っ赤に見えると信じている。

同じ自然を見て美しいと言える仲間と一生に一度は出会いたい。

何の為に生まれてきたか、その理由を聞かれたら僕はそう答えたい。

ルイスさんには惜しみない友情と尊敬を贈りたいです。

福島のみなさん、みなさんの心のずっと奥には、世界中の人と分かち合える、この愛と優しさに満ちた自然美への感動が、きっと流れていますよ。

自信をもって世界の福島、歩いて行こうじゃありませんか!

ありがとうございました。
 

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枝抜き。

一度作落ちした米栂を、再度作り直しました。

盆栽は枝抜きが一番肝心ですが、考え方は大きく分けて二つあると思います。

・盆栽鉢で盆養することによって現われてく古さを、古さとするか。

・自分が見た自然が、その環境で生き抜いてきたことで現す古さを表現することが、古さとするか。

この両方は複雑に絡み合ってるから、一概にあれこれとわけることは出来ないけど、

盆栽の古さが盆栽表現の目的なのか、手段なのか。

いずれにしろ、常に「問い」を抱いて盆栽づくりに携われる人間でいたいと、切に思います。

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FTVカルチャーさん、ありがとうございました。

今日はFTVカルチャー盆栽教室の最終日でした。

皆さん、正月飾りにぴったりの寄せ植えを作りました。

みなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

来春4月からまた講座再開予定ですので、またお会いしましょう。

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今年、コラッセ、コンベンション協会さん、ありがとうございました。

今年さいごのコラッセ福島ワークショップでした。

6月からほぼ毎月続けることができ、関係者、参加者皆さんには感謝の思いです。

来年も1月21日からほぼ毎月ペースで開催しますので、よろしくお願いします。

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冬将軍がお出ましだ。

いよいよ寒さ到来。雑木や草ものは一足先に冬籠りです。

棚場には松以外何もなくなりました。

寒さに当たった後は、仕事場で、即席の盆栽カフェ。

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たまには真面目に技術の話。

赤松。実生30年以上。
畑上げ3年、荒がけ2回目です。

今回初めてジンを作りました。

枝の配りは空間有美の作りですが、3本目の落ち枝の枝配りは左流れの枝配りで、逆です。...

一本目の差し枝と比べてみてください。

一枝一枝、一芽一芽に至るまで枝の配置にこだわる作りなので、こういった失敗はかなり目立ちます。

それが3年前新作りした時には気がつかなかった訳です。

生き物なので壊したり削除したり出来ません。

否応なしに受け入れなければ、勉強になりません。

修正するためには、落ち枝の上部の後ろにある枝を伸ばしてこれば落ち着きます。(真後ろの枝ではありません。)

それにはあと数年かかるでしょう。

逆に今ジンに被ってる落ち枝の上の枝を大きくしすぎると、修正になりません。

こうやって失敗しても考えながら、時間をかけて直していける場合もある訳です。

発すべき問いは、「なぜこうなのか」ではなくて、「さて、どうするか」なのです。(日野原重明)

盆栽や自然が発している問いに敏感になりたい。

そしてどうせなら、作品を通してメッセージを伝えるだけでなく作品作りを通して、だれかの心を知らず知らずに励ます事の出来る人になりたい。

心の中ではガンバレっていっている、聞こえて欲しいあなたにも、ガンバレ!(ブルーハーツ/人にやさしく)
 

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