スピリチュアルな出会い。
本日は会津を満喫してきました。
といってもいつもお世話になっている猪苗代の愛盆家さんのご紹介で、若松の御薬園近くにお住いの方の手入れを依頼されたので、
実際仕事をする前に、お棚を拝見しながら色々とお話しをするのが目的でした。
...僕は大抵仕事をする前に、その方の盆栽やその方の人柄、僕自身の考えなど、しっかりコミュニケーションをとるようにしています。
その方が、御薬園の五葉松が最近手入れが入ってとても素晴らしいからとすすめてくださったので、早速帰りに寄らせてもらいました。
はじめての御薬園だったのですが、庭木の荒々しさに圧倒されてきました。
特に樹齢500年を越すハイマツ(とは言っても五葉松との交配じゃないかな?那須で見たそれとは若干肌性が違うと思う)の言ってみれば、邪悪な幹、枝は凄かった。
山形県村山市のアカマツ「臥龍の松」を彷彿させる凶暴さ。
しかもそんな樹が一本ではなく3本もある。
そして、周りのアカマツやキャラ、ビャクシンも全く大暴れな幹。
表面上は、いわゆる庭木仕立てなんですが、下から覗くと、その生き様たるや壮絶。
ぼくも、その生き様に反応して、地面に這いつくばったり寝転がったりして、観察していました。
はたから見たら、完全に変質者ですね。
みなさん庭木の下に寝転んでる人、日本庭園で見かけたら、たぶんそれ僕です。
観察するには一周じゃ足りないんですよね。5周くらいしても余りあるインパクト。
雪にも歴史の悲運も受け入れてきたこの姿こそ、会津人そのものなんだろうな。
ちなみに今日の出会いはスピリチュアルな出会いでした。
お客さんは、想像できないくらい苦しくつらい経験をしながら、とても明るく前向きで、魅力的な方でした。
その会話の中で、自身の経験より出てきた言葉が印象的でした。
「孤独な時間は、人をそだてるわ。
必ずこの試練には意味があるのよ。
誰にも言えない苦しみや悩みを抱えているときに、
私は「天」と会話したわ。」
ぼくもこの仕事をする中で、その「天」の意味することが少しだけ分かるような気がします。
「あの辛い経験も、あなたと巡り合うためには必要だったのよ。」
ぼくも、「孤独」を受け入れ愛することができる人になりたい。
天、そしてこの木々との会話を忘れないようにしたいです。
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