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親父の視点

盆栽を楽しんでいると耳にすることがある「石化(セッカ)」。

このセッカとは、枝変わりのことで、何かの影響で突然一本の木の一枝が八房のように細かくなったものを言います。

桜でいうテングス病の一種という人もいます。

...

もちろんこの枝を接げば、石化性の素材になるし、種がなれば、似たような葉性の素材が得られます。

全く不思議な現象です。

吾妻山の五葉松や米栂にはこういったセッカが良くみられます。

今日、両親が母の実家の二本松に墓参りに行った足で、僕らが見に行ったと言っていた杉沢の大杉を見てきました。

実に35年振りだそうです。

当時と違って公園として整備されて驚いていました。

そのころは根元まで行けて、幹回りを手繋ぎしたら大人8人分だったそうです。

しかしそれ以上に僕が驚いたのは親父の視点でした。

「お前、幹の上の方にセッカがあったの気が付いたか?」

言われて初めて気が付きました。だって、まさかこの老杉を見るとき頭のどこにもセッカがあるなんて考えないでしょう?

いわれるまま写真をみると、確かにセッカがあります。
駐車場側から見て、幹の上3分の2くらい、幹に張り付くようにセッカがありました。

一目見て緑の濃さと枝の性が違うから、すぐにわかります。

いやぁ、いかに自分の観察力が未熟か思い知らされましたよ。

確かに目に入っているはずなのに、「セッカなんてない」という先入観が頭に入っているから、簡単に見過ごしてしまう。

こういうところなんだよな、親父や祖父の凄いところって。

この視点を持つ人たちが、盆栽界に優良な素材をもたらしてきたわけなんだからね。

脳天からハンマーを叩きつけられる思いでした。
もっともっと、自分の眼を研ぎ澄まさなければ・・・。

それにしても、この枝欲しい。盆栽にしたい。
あぁ、浅ましや、盆栽人の僕。

もちろん天然記念物ですからそれは無理。
といいますか、先日の写真の1枚目にしっかり写ってますが、
あの高さじゃ、物凄く特殊なクレーン使わなきゃ、届かないよね

みなさんも、このセッカを眺めて、盆栽作家、阿部健一の視点を共有してみてください。

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