« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

ようやく初積雪。

年内、雪が間に合いましたね。

Img_5655444

いつもと同じことが起きないと、異常だっていうけどさ、
寒いよりは暖かいほうが好きだよね。
 
けど暖かい冬に胸騒ぎを覚えるのは、おそらくは僕らの遺伝子が反応してるんだろうな。
とにかく、心はほっとしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

誰しもが本質に気づき、そして府に落とすためにその道を歩み始める

今回スイスの雑誌で掲載されています江口敬さんの写真、

色々な理由でこの雑誌に載ることになったのですが、ぼくはこの写真がとても気に入っています。

その理由としては、そこで実際に僕が目にした景色そのものだったからです。

...

どういうことかというと、この写真は民家園で行われた檜枝岐歌舞伎公演の時に客自軒に飾ったものなのですが、

2日目の昼過ぎに突然の大雨が降ってきて、僕は二階で雨宿り、その時江口さんは手前の建物で雨宿りしてたそうです。

そのあと雨が小降りになり、撮られた写真だと思います。

僕自身金屏風の光が強くて、気にしていたので、ちょうどこの時の空気感や色がベストだなぁと思っていました。

そのあとぼくが記録で撮った写真はどれも強くて残念だったのですが、その日の江口さんのフェイスブックにアップされたこの写真を見て、驚きました。

「そう、この景色だよ、俺が見ていたのは」って。

そして、ずーと府に落とせずにいたことで、自然らしさってなんだろうってあったんですが、この写真見て思いました。

自然らしさって、ただその木を模写したものじゃなくて、実際にそこにいる臨場感というか、空気感を伝えるものなんだなぁって。

写真って結構フィクションっていうか、実際見た景色通りに映らないんだけど、その実際に近づけようとすると、かなりいじったりすることってあると思うんです。

たとえば、自分が一生に一度の綺麗な朝焼けを見たとすれば、伝いたいのはその気持ちでしょ?

それを伝えるためには、ただ良いカメラでその場にいてシャッター押してもダメだと思う。

自分がその時感じた感動により近いところになるために作品を持っていかなければ、当然相手には伝わらないと思う。

それこそが自然らしさで空間有美の本質なんじゃないかな。

おかしな話だけど、現実だけが現実を伝える道具、手段じゃ無いんだよね。

盆栽は自然美と造形美で対比されるけど、そこは問題じゃなくて、作り手が何を作り、見る人が何を感じるかってことだと思う。

この江口さんの作品が彼にとってみれば些細な仕事だとしても、僕のハートにどう効いたかって事が今回の大事件なわけであって、

僕が写真に暗いとか、盆栽そのもののレベルだとか、そういったものはねのけても、やはりこの体験は次の誰かと分かち合いたいと思う気持ちが勝ったわけです。

だってね、盆栽も写真も歌も、その為にあるんでしょう?

はっきり言って、この世界はクソだけど、そのクソッタレな世界でも、「あぁ、何かおもしれぇなぁ」とか、「生きてるのも満更わるくねぇなぁ」とか、そのキッカケの一端を僕らの仕事がになっているんじゃない?

だからまだまだ僕はいっぱい素敵な景色を見て、ガチガチに作り込んで、それでも自然が良いなぁって思ってもらえるように、努力したくなっちゃうじゃん。

そんなわけで、僕に沢山の気づきをくれた江口さんのこの写真には感謝が詰まっております。

それと同時に個人的な話ですが、正直に埋め合せることの大切さも教わりました。

本当に1つの作品がもたらす物語には、不思議が尽きません。

江口さんありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。

1935423_777783952349128_57190672236

右下の写真です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スイスの盆栽雑誌に掲載されました。

スイスの盆栽雑誌、Bonsai kunstさんに阿部健一、ぼんさいや「あべ」の特集を組んでいただきました。

9月に両親がイタリアに行った際、取材していただきました。

ドイツ語です。...
ごめんなさい、読めません。

ただいまトランスレターさん探していただいています。

この特集の写真は、イタリアのアウエルさん、僕、福島の写真家、江口敬さんの提供です。

こうやって福島の盆栽の魅力が世界に広まっていく機会を頂き、本当にありがとうございます。

この記事は、イタリアの雑誌でも取り上げていただく予定です。

すごく嬉しいてますね。
ますます吾妻山に感謝です。

12392036_777783919015798_41152586_2

1937194_777783929015797_635304778_2

944665_777783939015796_1524601257_2

1935423_777783952349128_57190672236

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プチ。

12308366_770912606369596_1737120681

柿は柿でもロウヤ柿。

こちらは文人木がよく似合います。

鳥じゃなくでも、ここから気持ちが離れませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遠く、遠く。

今回のフランスでのワークショップ、その段取りをしてくれたのは、以前からこちらにも名前が出ている、ルイスさんLouis-Victor Bourdeauでした。

彼はパリ出身でモンブランの山岳ガイドをしています。
盆栽と自然の松の景色に魅せられて、僕たちが通常見ることが出来ない景色を追い求め続けています。彼のブログです。http://www.jardins-alpins.fr/

...

何度見ても飽きることのない美しい景色が沢山みられます。

震災前に一人で福島を訪れてからもう5年以上が過ぎました。

彼と吾妻山に行ったことはとてもいい思い出です。
おそらく日暮の松を見ることが出来た最初で最後の外国人になると思います。

その彼が僕の仕事を信頼して、フランスのクラブに紹介してくださいました。

一度父と一緒にフランスでは仕事をしているのですが、
社会的な実績のない僕を一人呼ぶことは相当なリスクもあったと思います。

だからこそ今回のワークショップを成功させたかったし、させなければいけなかった。

その前日の夜に、フランス、パリは大きなショックに見舞われました。
僕以上にそこに暮らす人たち、そしてそこを愛する人たちの心境は想像以上につらかった思います。

僕はただ天に祈るだけでした。

結果、ワークショップの参加者さんから沢山の喜びのメールを受け取ったとき、彼も嬉しそうでした。
僕自身も彼が喜んでくれたことが、一番の喜びでした。

彼の心遣いに対して、少しでも恩返しができたことで僕の心も安心しました。

ヨーロッパではヤマドリは盛んでも、実際には必ずしも山の景色を観賞することが盆栽家さんと結びつくわけではないようです。

残念ながら、日本でさえ本当に感動できる景色を山に探しに行く人は少ないと思います。最高のお手本なのに。

盆栽文化というと、どうしても歴史を紐解こうとしますが、その源流はそもそも自然の景色にあるのではないでしょうか?

そう考えると、彼がフランスアルプスの美しい松の景色を写真に収める活動は、フランス人の盆栽文化の原点になっていってほしいと願っています。

そして、福島人もまた自分たちの背中に背負ったその山が、日本の文化の原点だという誇りを持って、胸を張ってもいいんじゃないかってそう思います。

彼が言った言葉、「自然を美しいと感じる心は、個の文化を超える」

僕の心に一生刻み込まれる言葉です。

今回の旅は一生忘れられない思い出になると思います。

ルイスさん、そしてルイスさんのご家族、ご友人の皆さん、

本当にありがとうございました。

308111

| | コメント (0) | トラックバック (0)

友達の家にとまろうって言われて行ってみると。

もう一つ、印象深い体験がありました。

パリでのワークショップの中日に、同じフォンテーヌ地区にあるお城に泊まってきました。

ウィキペディアにも載っているのでごらんください。

...

http://www.vaux-le-vicomte.com/

https://ja.wikipedia.org/…/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%EF%B…

簡単に言うと、このお城がもとでベルサイユ宮殿がつくられたということです。

ここの持ち主のひとり、アレクソンさん(写真右)とルイスさんはモンブランの山岳ガイドで知り合い長年の友人です。

アレクソンさんが仕事をやめて家の仕事を手伝うことにになり、その時初めて彼がお城の出身だと知ったそうです。

ここは曾おじいさんの時代から、彼らが守り続けているそうです。

仕事が終わり城にたどり着くとものすごい大きな門が開いて城の隣の建物に案内されました。昔は使用人が使っていた場所を生活できるようにして住んでいました。

彼はとても気さくで、冗談も大好きな方でした。
沢山の話をしてくれました。

僕が泊まった部屋は、写真でいうとお城の隣の建物、向かって一番右上の部屋です。

このお城は優雅な作りで窓も大きく可愛いお姫様が住んでいそうなお城です。

残念ながら城の中は、クリスマスの準備中で見ることが出来ませんでした。
この城を開けるだけでも、相当大変だそうです。(お堀の跳ね橋を落としたり)
逆に言えばその間城をクローズするので、僕らもお邪魔することが出来たということです。

そしてこの城の有名な部分は、この伝統的なフランスの庭にあります。
といってもその当時は、時代の最先端をいくかなりモダンな庭だったということです。

ルイスさんが同じ木々を扱う職業として、僕にフランスの庭をみせたかったと言ってくださいました。

写真でみるような、シンメトリーの刈込が何とも不思議で面白かった。
今でも十分モダンに見えてきます。

随所に見る人を楽しませる仕掛けがあるのは、日本の庭にも通じるところがあると思います。

一緒についてアレクソンさんが丁寧に説明をしてくれました。

また印象深かったことは、彼が事業を継ぐにあたって話してくれたエピソードです。

プライベートな部分もありますから、ここでは書けませんが、フランスという国であっても日本であっても事業を引き継ぐときの苦労はどこか似ているものです。

彼は子供のころからこの庭で遊んで育ったそうですが、モンブランではとても小さな山小屋を借りて質素に暮らしていたと言っていました。

そうやって家を一度飛び出したのも、いろいろな思いがあってのことだったと思います。

それでも彼の城に対する思いや情熱を聞いて、やはりこのお城がすきなんだなぁ、としみじみ伝わってきました。

ここでもとても刺激的な出会いが用意されていたんですね。本当に感謝です。

ちなみにこのお城、年間30万人のお客さんが訪れるそうですが、日本人が少ないそうです。確かに交通の便に問題もありますが、ぜひ足を運んでほしいと彼が言っていました。

僕も機会があれば、また行ってみたい場所、また会いたい人が出来ました。

それにしても、すごい経験をしてしまいました。

310111

307111

315111

316111

318111

320111

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どこ行ってもやることは同じ

今回のフランス滞在期間中、思い出深い経験をいくつかさせていただきました。

その一つは、招待してくださったルイスさんの子供さんが通う小さな学校で、苔玉のデモンストレーションをしたことです。

日本とは学校のシステムが少し違うみたいですが、さらにここは山間の小さな集落にあり、全校生17人、先生が一人でいくつかのクラスの子供たちに勉強を教えていました。

...

それにしても、海外で山野草を使ったお仕事の最初がこんなに小さな子供たちだなんて、本当に僕は出会いに恵まれているなと思いました。

僕は自分の仕事に対して、わかり易さと、丁寧な説明を意識しています。

言葉の通じない国の小さな子供たちに喜んでもらえるかもしれない機会は、本当に勉強のチャンスです。

とにかく体を使って身振り手振りで伝えてみました。

結果としては、子供たちの好奇心に助けられて無事に成功しました。

嬉しかったですね。

苔玉を初めてみた子供の目がキラキラしていました。

本当に何かが伝わった喜びというのが、モノづくりの原点だと思います。

いつも、言ってみれば初心者さんや、ビギナーさんたちからそういった一番忘れてはいけない気持ちを教わっています。

本当に成長を続けたいと望むなら、初心者さんに教え続けることが大事なのかもしれません。

今回もこの子たちの眼差し(これがまた可愛いんだわ)から多くのことを教わりました。

先生、ルイスさんありがとうございました。

それにしても、一人でクラスの違う子供たちを見る先生は、すごい人ですね。

461111

467111

469111

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »