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空間を支配する景色力。

吾妻五葉松、元接30年以上。

この木は3年前に素材で入手したものです。

二代目健一が新木で見つけて来たのですが、
まるで想像のつかない状態でした。

枝を抜いてビックリ、そこには吾妻山の自生地らしい吹き流しの樹形が抜き取られていました。

それから3年、肥培につとめて2回目の整姿。

まだまだ、まだな状態ですが、もう十分その景色力を発揮しています。

自分の親に対してあまり抱かない感情ですが、
この図柄を見た時に「この人、天才だな。」とおもいました。

それと同時に、吾妻の自然を見て感動した人でなければ、この姿は出せないとおもいました。

特に、一番右の、前に泳ぎだしてる子供に、強烈な吾妻山感を感じます。

枝を一方向に倒しただけの安易な吹き流し樹形とは、内包している自然らしさの容量が違いすぎます。

もしかしたら僕だけがそう思ってるのかもしれない。

しかしそれは確かに在る感情なのです。

けれど、その感動をどうやって次の人に手渡すか?

そこのところが、これからの大きな課題でもあります。









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「盆栽」カテゴリの記事

コメント

写真を見て、ウォッ、と声出ました。笑

樹が表現する仮想の場所を思い浮かべて、
育ってきた経緯などを想像して
楽しんでたりするのですが、
この写真は一瞬で見えました。


この樹は画面右側が南の急斜面の
尾根近くに生えていて、
南に向かってすくすくと伸びてきた。
斜面を登る風にあおられながら、
谷に張り出すように繁っていった。
ひさしのように繁った枝葉に
雪が積もるようになっていく。
豪雪の年に積もった雪が
谷に張り出した主幹をへし折って、
根元は谷側に滑り落ちて横倒しに。
その後、
枝が南の谷の方向に伸びようとするも、
谷を登る強い風にあおられて、
枝が画面左の北側寄りに流れていく。

こんな感じのことが一瞬に。
私の場合は妄想に過ぎませんが、
吾妻の事を知っていると
また違う物語が見えるのでしょうね。

投稿: 緑青 | 2017年3月30日 (木) 16時34分

すごい想像(妄想)力!

実際にその景色があるから、と言うよりも、どこかでその想像した景色、盆栽で表現した景色に出会うことがあって、もしかしたらそっちの方が感動は大きいかもしれません。

投稿: あべ | 2017年4月 3日 (月) 21時54分

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